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ラウールside
ラウ「……何？」
目黒「何って……ラウと話したかっただけだよ。全然話せてなかったからさ」
ラウ「大丈夫って言ったじゃん。気にしなくていいよ」
目黒「俺いらないみたいに言うなよ」
ラウ「……だって分からないんだもん」
目黒「何が？」
ラウ「付き合うってなっても何が変わったのか分からないし……蓮くんとどう接していいのかも分からない」
目黒「素直に甘えてくれていいし、我儘だって言っていいよ」
ラウ「甘え方が分からない……」
こんなんじゃ小学生と付き合ってるようなものだよね。
目黒「ラウ……あのな……」
ラウ「こんな恋愛赤ちゃんと付き合っても蓮くんつまらないでしょ？辞めたかったら辞めて大丈夫だよ……」
目黒「ラウは辞めたいの？」
ラウ「僕は……えっと……」
辞めたいなんて思ってない。でも僕がそれを言うと蓮くんは無理すると思ったからなかなか言えなかった。
目黒「俺は辞めたくないよ。せっかく気持ち通じたのに簡単に手離したくない。ラウが甘えられないのは俺のせいだから。構ってあげられなくてごめんな」
ラウ「……無理してない？」
目黒「全然無理してない。少しづつでいい。ラウのペースで進んだらいいから。俺はそれに合わせる」
ラウ「僕に合わせてたらいつまで経っても進まないと思うけど……」
目黒「今はそれで大丈夫だから。とにかく俺もう少ししたら落ち着くと思う。それまではあまり構ってやれなかったりするけど、ラウから会いたくなったら言って。会いに行くから」
ラウ「うん……」
目黒「連絡も気にせずしていいから。俺も返せる時は返すし。ラウ大丈夫？」
ラウ「うん……あのね……僕のこと好き？」
やっぱり確かめずにはいられなくて……聞いてしまった。
目黒「ふはっ。好きだから安心して」
信じていいんだよね？
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作者名：かん | 作成日時：2023年6月8日 20時
