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ラウールside
もう包み隠さず全部蓮くんに話した。
目黒「お前の事を傷つけておいて今さら自分の気持ちを伝えるなんて許されない……だから初めはラウを突き放した。でも……お前はまた俺の事好きだって言ってくれた」
蓮くんもちゃんと自分の思いを伝えてくれてる。
目黒「あの日……事故にあった日。お前に付き合おうって言おうと思ってた。でもお前が俺の事庇って、目の前で血を流すお前見て怖かった。人ってこんなにも簡単に大切なものが手からすり抜けていくのかって……」
ラウ「僕は……多分蓮くんを守れて嬉しかったと思う。全然覚えてないけど……前の僕も今の僕に負けないくらい蓮くんの事好きだったと思うから……」
目黒「ラウ……俺お前の事ずっと好きだった。待たせてごめんな」
ラウ「……いいの？記憶戻ってないんだよ？蓮くんの事忘れた最低な人間なのに……」
目黒「最低じゃない。次は俺がお前の辛いを楽しいに変えていくから。また新しい思い出2人で作って行こう？」
辛いを楽しいに……変えられるかな？
ラウ「……うん」
「……ちょっ、押さんで！」
「康二声でかい！」
声のする方を見ると康二くんと阿部ちゃんが覗いてた。
ラウ「ちょっと！なんで見てるの！」
向井「バレてしまった。ごめん！気になってしまって……」
阿部「邪魔するつもりはなかったんだけど……ごめん」
目黒「ふはっ笑。別にいいよ。心配してくれてありがとう」
向井「で……2人は付き合うんか？」
肝心な事言えてなかった……。付き合えるのかな？気持ちは伝えたけど……こういう場合どうなるの？
ラウ「……えっと」
目黒「ラウがいいなら俺はそのつもりだけど……どうする？」
そんなの決まってる。
ラウ「よろしくお願いします！」
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作者名：かん | 作成日時：2023年6月8日 20時
