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ラウールside



コンサートが終わった日に蓮くんだけ先に東京に戻った。またドラマの撮影があるからだって。


結局返事も出来ぬまま時間だけが過ぎていく。


渡辺「はぁ!?返事しなかったのかよ!」


ラウ「翔太くん酷いよ!なんでパンツ無いとか嘘ついたの!」


渡辺「今はパンツなんてどうでもいいだろ!せっかく2人きりにしてあげたのに」


阿部「まぁまぁ!俺らもごめん。タイミング悪く入って行ったから」


ラウ「蓮くんは僕に同情してるだけだもん。あまりに僕が可哀想に見えたんだよ。」


渡辺「はぁ……阿部ちゃんあとは任せた」


阿部「えっ、俺?……ラウはめめの事信じられないの?」


ラウ「絶対嘘だもん。蓮くんが僕の事好きなはずないじゃん」


阿部「めめが素直になったらラウがひねくれちゃった笑」


渡辺「阿部ちゃん笑い事じゃないからな。ラウ、あのめめがお前に好きって言ってるんだよ!」


阿部「そうだよ。この際めめがラウにキスでもしてくれたらいいのに!」


渡辺「ブラック出てるぞ!」


ラウ「……れた。」


渡辺「なにか言ったか?」


ラウ「……キスされた」


阿部&渡辺「はぁ!?いつ!?」


ラウ「昨日……」


阿部「だから今日楽屋で変だったんだね笑」


渡辺「キスされて信じないって。てかめめって意外と手出すの早いんだな。」


ラウ(///)


阿部「ラウ真っ赤。それで……嬉しかったんでしょ?」


ラウ「……嬉しかったよ。でも驚きの方が大きくて……」


最初は驚きが大きくて突き飛ばしちゃったけど、やっぱり好きな人からキスされたら嬉しい。今は素直にそう思う。


阿部「だったらそのままめめに伝えたらいい。嬉しかったって。好きだって伝えないと。」


ラウ「うん……」


でも神様は優しく無かったんだよね。

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作者名:かん | 作成日時:2023年6月8日 20時

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