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目黒side
”どうせ子供だもん”
そんな事を言わさたい訳じゃない。
目黒「違う……」
ラウ「みんな大人だもんね。羨ましい。」
もう……お前にそんな顔させたくないんだ。
体が勝手に動いてた。
ラウ「……ちょっ……えっ……離して……」
我に返って俺何してるだよ。
目黒「ごめん……俺ちょっと出てくるから。頃合見て部屋戻れよ」
自分の行動が信じられずラウを残して部屋を出た。
コンコン……ガチャ
「何？今にも死にそうな顔で来んなよ」
目黒「ごめん。部屋入ってもいい？」
「いいけど……」
自分の部屋に戻れないからしょっぴーの部屋に来たんだけど……
渡辺「で、何やらかしたんだよ」
目黒「なんで分かるの……」
渡辺「顔に書いてあるよ。ついにラウに手でも出したか？」
目黒「……」
渡辺「はぁ!?まじ!?」
目黒「気づいたら抱きしめてた……最低だよな」
渡辺「なんだよ……キスくらいしたのかと思った」
目黒「あのね……ラウにそんな事出来きないって」
渡辺「でもしたいって思ってんだろ？」
目黒「なんでしょっぴーって人の気持ち読むのさ」
渡辺「お前がわかりやすいだけだよ。まぁ……俺ラウの事押し倒した事あるし。あと数センチでキス出来そうだったな……」
目黒「はぁ!?ちょっとしょっぴー何やってるんだよ！」
渡辺「あの時ラウが叫ばなかったら本当にしてたな。ラウ可愛い顔してるし。ラウなんて叫んだと思う？」
目黒「いや……知らないよ」
渡辺「俺の事好きとか言ってたのにお前の名前言ってたよ。蓮くんって」
目黒「……」
渡辺「ラウもお前も結局は嘘つけないんだよ。自分の心には！」
しょっぴーって普段バブいのにこんな時は頼りになるお兄ちゃんなんだよな。
素直になる……か。
自分の心に嘘つき続けるのも限界なのかもしれない。
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作者名：かん | 作成日時：2023年6月8日 20時
