113話 ページ13
次の日
母は病室からあの場所に移され
皆は静かに泣いていた。
『ぱぱ?おかーさん、寝てるの?』
「っ…あぁ、そうだな」
『そっか…』
幼いながら何処かで分かっていたかもしれない
あの母にはもう会えないのだと
そう気づいてしまった時は
父の腕の中で静かにただ静かに泣いていた。
それから数年後
私は死神課へと入り父はそれと同時に
引退をして隠居していた。
元々、母は人だったがこちらの世界にきて
人という輪を超えてしまったがために
120歳まで生きたという。
いや、120にはとても見えなかったな…
この世界にはまだまだ不思議なことが沢山ある。
『さて、それじゃ行ってくる父さん』
「あぁ、行ってこい」
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宵月葵(プロフ) - マシュマロ。さん» コメントありがとうございます!続きを投稿しましたので見てくださったら嬉しいです! (2022年8月2日 20時) (レス) id: d3a5c0c245 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ。 - めちゃくちゃ続きが気になります。よかったら投稿してほしいです。 (2022年8月2日 13時) (レス) @page24 id: 9628aa6cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵月葵 | 作成日時:2020年5月10日 7時