その景色まであと_____メーター II【歌い手】

七十三話かもしれない ページ26

まふまふ「こっっっの……いい加減！！！！！倒れろおおおお！！！！」






その掛け声を合図に14色のエフェクトを纏った剣が魔王に突き刺さる









魔王「っっぐぁぁぁぁぁぁぁあああああああ！！！！」








魔王は苦しそうに叫びながら消滅していった。








うらた「や、やった……のか…？」









まふまふ「つ……ついに…！！！」









坂田「た、たお……した！！！！！」







　
14人が大歓声をあげる




　



こうして物語はハッピーエンドで終わった。









………やっぱりそうだよな…。魔王倒してハッピーエンドが1番ライブ的にもいいよな…？じゃあまふのアレは…？








そんな事を考えているとステージの方で動きがあった








……どうやら物語には後日談があるらしい








ステージ中継テレビを見る。そこには墓標に手を合わせてるまふまふがいた









まふまふ「……たろ。僕やったよ…。魔王…倒したよ……。」









　





まふまふ「……あの時……この国の命運を託されたから………みんなとここまでやってこれた…途中喧嘩や事件もいっぱいあったけど……」









墓標から目線を逸らしてセンラくんと坂田をみる









どうやら2人はまた喧嘩しているようだ。









まふまふが苦笑いしながら墓標に目を戻す









まふまふ「………僕もう1人じゃないよ。安心してね…。





僕がこの国を…たろと生きたこの国を守るから。絶対に……。





　





…それじゃあもう行くよ…。







また…来るね……相棒。」









そう言ってまふまふは「こらーー！また喧嘩してるの！？今度は何！？」と坂田とセンラくんがいる奥の方に走っていった。









墓標がアップになり刻まれている文字が映し出される。









そこには







"勇者まふまふの生涯の相棒ここに眠る。"









と彫られてあった。








ステージが暗転する。







これでひきフェス第一部は本当に終わり…かな。









……最後の演出は俺も知らないし聞かされていなかった演出だった。




おそらくまふが言っていた知らない方が面白いよ！発言は後日談のことだろう







「はぁ〜〜〜………」








……俺なんてただのゲストだったのにここまで俺の騎士のキャラを愛してくれたまふまふには感謝しかないな…









……ちょっとだけ泣きそうになったのは俺の心の中にしまっておく。

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