その景色まであと_____メーター II【歌い手】

四十九話かもしれない ページ2

歌詞「……なるほどね」







歌詞さんに俺が炎上に怯えていること、そのせいで歌が思うようにとれていないこと、うまくぼやかしてはいるが俺のあいまいさとひきフェスが原因で坂田、天月と少し喧嘩になってしまっていることを伝えた。









歌詞「…難しい…ね…








たしかに炎上は怖い。俺だって怖いよ。だってあることないこと言われて非難されてたろくんもすごく怖かったと思う。」









「…怖かったですね。あそこまで炎上したの初めてだったのでどうやって対応したらいいかわからなくて……









…でもその時にみんなが励ましてくれて……









　





……………なのに…俺は自己保身のために………そんな…励ましてくれた仲間に…………






　





　




……めちゃくちゃ最低ですよね。本当に。」








　




思い出したら自己嫌悪で自分を下げるような言葉しかでてこない。









歌詞「………わかった。






　







　


じゃあとりあえず今日打ち合わせやめよう！」









　



　





「……え？」









一瞬打ち合わせもしたくないほど歌詞さんは俺に失望してしまったのか…と不安になる







　





歌詞「今日一日！っていってももう半日だけど…俺と出掛けに行こう！！！」







　





「………ぇ？」









歌詞「そうと決まればご飯食べて行く先考えないと！！」









突然すぎて歌詞さんが何を言っているか全く理解できない。出掛ける…？







　


「え、歌詞さん。その打ち合わせは……？」









歌詞「打ち合わせは大丈夫！今日泊まりになる予定だから！」









「泊まり！？」









泊まりと聞きさらにびっくりする。一体この人はどこまで出掛ける気なのだろうか…

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