その景色まであと_____メーター【歌い手】

十九話かもしれない ページ21

「ﾊｯ……ﾊｯ………」





普段運動していない体に全力疾走は……キツい……！！！




身体にムチを打ちながら必死に足を動かす。









センラ「どこからあの音した！？」






坂田「わ、わからん！！とりあえず防犯カメラの映像見れるところちゃうか？！！」






「と…りあえ………ずｯ……さっきの……部屋ｯ……の前の………廊下あ…たり……まで…ｯｯ…戻る………のが……」






センラ「わかった！！こっちや！！」









センラくんを筆頭に走る。走る。









　





…息も絶え絶えたどり着くとどうやら廊下が音の音源だったらしい。機材が横に倒れている。









　


　






そしてそこで目にしたのは……_________








　









　

？「私だって！！！私だって！！！！！！頑張ってたのに！！なんで見てくれないの！？！」









うらた「ちょ………」








志麻「うらたさん下がって。離れた方がいい。」









見知らぬ女がうらたくんと、志麻くんに近づいていくところだった。









おいおい嘘だろ。その2人はこれからステージに立つんだぞ。









人間やばいと思うとものすごい力がでるらしい。誰かがそんなことを言っていた。









それに確かそういうことわざがあった。なんだったか………









　








あ、火事場の馬鹿力だ









そんなことを思うくらいには余裕があった





　







バチン！！！









乾いた音がした。どこからだ……？？







　


あ、俺のほっぺなんか痛い









気がついたら目の前には先ほどまで後ろ姿しか見えなかった女。





後ろには志麻くんとうらたくん。









あ、俺殴られたんだ。









そう思うまでにとても時間がかかった。









坂田「たろ！！！！！！！！！！！！！！」

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