その景色まであと_____メーター【歌い手】

二話だったりする ページ3

「あーーーマイクテス…マイクテス聞こえてますか？？」








“きこえてますよ！”








"お久しぶりです…(大号泣)"







"本当に帰ってきた………！！！"









「お、聞こえてるみたいでよかった。久しぶりすぎて勝手忘れたわ………









どうもお久しぶりです。ご無沙汰してます。
たろです。」









"ﾉｼ"








"たろさ〜〜〜〜〜ん…！！！(泣)"









"初見です！"









「あ、たろっともちゃんといるね…よかった〜…








あ、初見さんいらっしゃい。今回はあんまり初見向けのお話できないかもだけどゆっくりしていってね。









えっと、じゃあまず俺がしばらくの間浮上しなかった話ね」








"はい"








"これを聞きにきた"









「はい、まず俺が活動してた2016年ね。ちょっと大変なお話になるからあ、無理って思ったら聞くのやめてね。









　







よし、いいかな？？









えっと、ちょうど活動してた2016年におれの母親が亡くなったんだよね。」







"え………"






"まじか………"








「そうそう。




んで、私生活がガラッと変わった。急に変わったから俺もついていくのに必死だった……休止のお知らせくらいだせよ！！！って思う人もいると思う。ごもっともですそれは。


俺もお知らせくらい出せば良かったなって……後悔してるんだけど当時はもうそれも考えられないくらい必死で……






んで、気づいたら一年立ってた。まあ、この一年は本当に早かった。









それで…まあ…一年の間に環境の変化についていけなくて……体調を崩しちゃって…うん。





こんな状態じゃ歌も歌えない。歌い手を続けていくか、止めるか、ずっと悩んでた。このまま浮上しないのもたろっと達にも悪いし、だったらいっそのことこのままやめようかなって。」







"うん"






"はい"









「でも、待ってくれる人がいる。応援してくれた友人がいる。たろっとがいる。それだけで人間こんなにも頑張れるものなんだって。だから俺は帰ってきた。人間ってすごいよ。」









"ずっとまってましたよ"







"大号泣"








"なにこいつw"









「本当に時間がかかった。ごめんねたろっとめちゃくちゃ待たせた。」

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