その景色まであと_____メーター【歌い手】

十四話だったりする ページ16

まふまふがあの実写を上げた日から一週間。









あの実写の反響はそれはそれは物凄いものだった。
まあ、いい声ばかりじゃなかったのは確かだし売名行為だと思われててもしょうがないしな…






さて、いつもだったらこの13時と言う時間は動画の編集に励んだりしている時間だが今日は一味違う









「会場すご…………！」






　


　



どこをみても人！人！人！グッズの列からは知ってる奴の知ってる歌が流れている。









そう、今日は………









　




例の冬ツアーの初日、東京である。









とりあえず会場についたことを坂田に知らせなきゃな……



確かチケット見せて裏口から楽屋に顔出しに来て！！って言われてるけど…









「裏口ってどこだよ…………」






とりあえず歩き回ってみるが一向に見つからないので坂田に電話をかける









prrrrr prrrrr









坂田「もしもし〜？ついた？」








「今ついた…ついたけど人やばくて死にそう…裏口ってどこ…？」









坂田「えっとな……俺らのでっかいツアートレーラーあるのわかる？？」






「えーっと……あ、あるな…」









坂田「そこの警備員さんにチケット見せたら入れると思うで！！」









「おっけ…ありがとう…今行くな」






坂田「はーい！また後で〜」







ｶﾞﾁｬ









あんなところに裏口あったのか………









？「あ、あのすいません…！！」








「…はい…？えっとなんでしょうか？」








？？「もしかして………たろさんだったり…しますか…！？」







　


え"っ……これ絶対に坂田のリスナーだろっていう子に声かけられたんだが……？？思いっきり赤色の法被きてるしな……待てこう言う時どうしたらいいんだ……？？えっと………？








「一応たろです………」









？？「え？！？やっぱりそうですよね！？！」









「あ、ちょっ声が……ｼｰｰｰｯ」









？？「あ、すみません…








あの、私たろっとでした！だからだからたろさんと会えて嬉しくて…！！！」









「えっと…応援ありがとうね……復帰後もよろしくね。俺急いでるんだ…だから行くね応援これからもよろしくね…。」








？？「は、はい…！！！お気をつけて！」









めちゃくちゃ急いでツアートレーラーまで向かい警備員さんにチケットを見せて中を案内してもらった









「………緊張したあ……」

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