不戦敗な恋

おい、デブ ページ6

2時間並んでやっと食べられると思った矢先、



財布を忘れたことに気づく。







「あ」

濱「ん？」

「いや、、なにも」

小「はよ、決めろや」

「わ、分かってる」







手持ちは、、、1000円か。

へそくりでカバンに入れといて良かった。





にしても、高かった。

私が頼めるのは





「こ、れ。」

小「ほんまに？」






パンケーキ、、食べたかったけど

無理なんすよ。小瀧さん。



私の現在の所持金、1000円っす。





980円のフレンチトーストがギリたべれるんすよ








小「A、、」

「ん、ん？」







じっと見てくる望。

うわ、でた。心を読もうとする目、、、









小「店員さん呼んで」

「は、はい」




ベルを鳴らし、イチゴパンケーキ、バナナチョコパンケーキ、フレンチトーストを注文する。







濱「フレンチトースト、、今見たらめっちゃ美味そうやな」



メニューを見て濱田先輩が真剣に悩んでた





「私の来たら、あげます」


濱「え、ええよ！Aちゃんの分なくなってまうやん」


「私少食なんで、」


小「大食いやろが」


「なっ、、、あ、甘いものが苦手で」


小「生クリーム丸呑みしとったやん」


「それは小さい頃の話で、今は」


小「今は？」









小さい頃、私は丸かった。

生クリームのチューブを毎日のように飲み物として飲んでいた。

でも、ある日



小『おい、デフ。』



そう言われて気づいた。


私、デブなんや。

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