32 昔から大っ嫌い K.N ページ32
【小瀧望】
小「お前の髪、俺がセットしたる」
「え」
小「今日、教えたるから、覚えろ」
「っはい」
Aの髪の毛に触れ、クシを入れる。
Aの髪はしっかりしとって、黒が綺麗に映えて、清潔感があった。
イチはAとは反対かもしらん、ふわふわとしてて、茶色で染められている。
小「髪、だけはマシやな」
「ん？、、、だけ？」
小「A、ストレートの方が似合うと思うで。」
「そう？」
小「どうしても巻きたいん？」
「んー、望はどっちが、、、好み？」
小「俺？、、、別にないな」
ベッドに座る俺、その前で床に腰を下ろすA。
こんなにもゆっくりしていて、2人だけで静かにいるのは
久々、、、いや、初めてかもしやん。
「ねぇ、望はさ、どんな女の子が好きなん？」
小「んー、、彼女みたいなの」
「へぇ、、そっか」
Aは最近、俺に質問してくるようになった。
「じゃあ、パスタかラーメンやったらどっち？」
小「、、、ラーメン？」
なんのための質問なんか、わからへんけど。
「んー、じゃあ、スカートとズボン、どっちが好き？」
小「スボン」
「え！そうなん？」
小「ホットパンツに限るわ」
「ほっ、、ホットパンツ」
小「まぁ、シルエットが出るやつがええよな」
エアアイロンでAの髪の毛の先を巻く。
軽く中間部分にもウェーブを入れる。
小「多分やけど、流星はこういう感じの子好きやと思うで？」
「え」
小「ふふ、どうや、気にったやろ？」
Aの前に鏡を置くと、そこに写ったのはAの不満そうな顔やった。
「わぁ、すごい。」
Aが嘘をついた。
「気にった！ありがとう」
その笑顔は、昔から大っ嫌いや。
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のんれもん(プロフ) - はるかさん» はるかさん、初めまして！コメント有難うございます！そう言って頂けてとても嬉しいです。頑張りますので今後もよろしくお願いします (2019年3月31日 8時) (
レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - のんれもんさんはじめまして！最近読み始めたのですが毎回にやけながら読ませて頂いております(笑)久しぶりにこんなに面白いお話を読みました！これからも無理のない程度に更新頑張ってください！ (2019年3月29日 22時) (レス) id: 8eb87ddb76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2019年3月28日 1時
