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小「ええから。手、どかして」


「ダメ」









王子は片手で私の顔を確認し、

顎下に、首を持つようにして手をおく。









小「A」

「なっ、なんですか」







顔を持ち上げられ、踵が少しずつ床と離れる









小「なんか、見せたくないもんでもあるん?」



「あ、あります」



小「俺、それ、みたい」



「ダメ」









顔を動かす王子に対して、隠そうと手を頑張って離れないようにする。


でも、バランスが崩れて






小「ちょっ、、、、ぉぃ」






ドサッと後ろに崩れて、いつかのように尻もちを着いた。

王子は、私を見下ろすように、立っている。






あぁ、目を塞がずに、手を引っ張ってどこかに移動させれば良かったんだ。









桜「なに、してるの」






桜田さんの声。

顔を横に向けて、階段下を見る。


桜田さんと並んで重岡も私を見ている。








「あ、あれ?どうして、私はここに、、、」







へへっと下手に笑った。


2人の視界には隠れている王子が、しゃがんで私に


ばーか。と小さく言った。









「迷っちゃって、、、、」


桜「もしかして、見てた?」









少し嬉しそうに見えるのは、重岡とそういう関係だからなのだろうか








「なにも」








彼女を見てると、嫉妬が醜く生まれる。









桜「そう。残念。」




残念、、、?









桜「今まで、ごめんなさいね」

「へ」

桜「大毅から聞いたの。望のこと好きなんやろ?」









嘘。やだ。


そう、あの時の嘘を後悔した。





重岡を見ると、変に逸らされる。









桜「望ね、小谷さんのこと、可愛いって。私が大毅と望を交換してあげる」











「いや、、や」

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のんれもん(プロフ) - いむさん» いむさん、コメントありがとうございます。私自身、恋焦がれるストーリーが好みなので、そういっていただき、本当に嬉しいです。ありがとうございます (2020年4月17日 15時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
いむ(プロフ) - お話、すごく面白かったです。相手が何を考えているのか読めない展開。切ない場面がたくさんあって胸が苦しくなりましたが、その切なさがまた好きなのでドキドキしながら読み進めました。のんれもんさんの作品大好きです! (2020年4月17日 0時) (レス) id: 0bff5eea3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんれもん | 作成日時:2019年4月16日 19時

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