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_〃 ページ49

*


【Nozomu said】








最近、気になる事が増えた。

Aと同じように、妙に視線を感じるようになった。






そして、その違和感の先に必ずいる この前の男。
Aを迎えに行った時にカフェの向かいの店でガン見してきたやつ。









変に何か言って刺激すんのもちゃうし

自然と無視するのがええと思うねんけど











小「うっとおしいなあっ」




吉田「えっ、、ごめん」





小「いや、吉田ちゃうくて」





山本「おれ?」




小「いや」




重「なんやねん!飯食ってるだけやん!」





小「ウザイけど!シゲちゃうねん」




重「はぁ?!、、じゃあ、なに?」













4人テーブルで飯を食う俺たちの後ろの席、

正確に言うとシゲと俺の背後の席に座るやつのことで。



振り返ってソイツのイスを軽く引いて注意を引かせれば

驚いたように俺を見た。










山本「澤田先輩!、、って、何してんねん」





小「やっぱアンタか。最近つけ回ってたんは」










山本が澤田とよんだ男はばつが悪そうな表情を浮かべた。

不気味にも俺と同じランチやし、しかも、どこかしら髪型が似てる気もする……









澤田「なんの事?君、山本の友だちなんか。よろしくなぁ」






ぎこちない笑いに差し出される手。


なんなん、こいつ。










重「あれっすよね?越川の友達」




澤田「、、へ?」




重「俺、中学から越川と仲良くて、先輩の話、聞いた事あったんで」





澤田「先輩ちゃうよ〜。同級生やから」




重「あ、そうなんすねぇ」










黙って不機嫌になってる俺の横で

相変わらず能天気に上辺の人付き合いをするシゲ。










澤田「君は重岡くんやんな。僕な、応援してんねん。色々と」




重「……ちょっと、なんの事かわからんすわ」




澤田「重岡くんなら、僕も安心なんよ。やって、Aちゃんに遊び人は似合わへんやろ?」






小「あ?」





澤田「ちょっと、ほんまに怖いなぁ君は。Aちゃんが可哀想やわ。きっと断れ切れへんかったんやろうなぁ、Aちゃん優しい子やから」









段々と気持ち悪いと感じさせる。

山本の前でもこうなんか?



つか、気に触ることばっか言いやがって









小「食欲失せたわ」






カレーライスをシゲの方に寄せて

席を外した。






澤田「気ぃ、悪なったんかなぁ」

_恋人らしさ→←_彼らの周りのサワダ



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のんれもん(プロフ) - きいさん» コメントありがとうごさまいます。そう言って貰えて、すごく嬉しいです(^_^) (2021年8月30日 16時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 移行おめでとうございます!少しずつ変わっていく展開にドキドキしながら読ませていただいてます!続き楽しみにしていますね:) (2021年8月29日 20時) (レス) id: 2e8047eb29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんれもん | 作成日時:2021年8月29日 20時

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