＿日常+非常事 ページ43
*
【Nozomu said】
文化祭から1週間経って通常の日々に戻った。
文化祭の日、Aを探したけど
結局見つからんかった。
やっと会えたかと思えば微かに泣いた跡をつけて
黙々と後片付けを手伝っていた。
その日以降、あまり話せてない。
彼女の素っ気なさに軽く気づ付いたのもそうやけど
変に慎重になってる自分もいた。
重「小瀧ぃー。おーい」
小「ん？」
重「移動教室行かへんの？」
小「へ？あ、、行くわ」
重「あっそ。」
教科書と筆記用具を持って
シゲの後に続いて教室を出ると
廊下にはAがいた。
重「戻って来たん？」
「うん」
重「、、、ほな、俺、先行ってるわぁ」
シゲは俺を待ってたくせに先に行ってしまった。
まぁ、そんなもんか
小「忘れもん？」
「うん。」
忘れ物と言うのに
俺の前で立ってるだけ
小「、、、教室入らへんの？待ってるから取ってき」
「来たから大丈夫」
小「へ？」
「行こ？遅れちゃう」
小「なに、忘れもんって俺？」
「だって、自由席だったんだもん。一緒に行けば近く座れるでしょ？」
何の壁も感じさせないAの態度に思う、
勘違いしとったのかもしらん。って。
＿＿俺、恋愛中やん
信用せんでどーすんねん。
俺の彼女なる言うたのあっちなんやし
小「近く座りたかったんか」
「嫌、だった？」
小「別に。」
＿＿かわええなぁ
小「今日もバイト？」
「うん」
小「8時終わりやんな？」
「そうだけど。あ！来ないでよ」
小「なんで？ええやん」
「いやぁ、、やっぱダメ！」
移動教室までの廊下。
人目はあるけれど
どう映ってるか知らんけど
今は廊下が永遠にあればいいと思った
小「なんか行ったらあかん理由あんの？」
「んー」
小「言わな行くで」
「恥ずかしいから無理」
小「はぁ？余計気になるんやけど」
「ほら！教室着いたから！ね？」
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のんれもん(プロフ) - きいさん» コメントありがとうごさまいます。そう言って貰えて、すごく嬉しいです(^_^) (2021年8月30日 16時) (
レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 移行おめでとうございます！少しずつ変わっていく展開にドキドキしながら読ませていただいてます！続き楽しみにしていますね:) (2021年8月29日 20時) (レス) id: 2e8047eb29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2021年8月29日 20時
