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_〃 ページ42

*

【Sigeoka said】







「ほんっとに…」








小さく言葉を吐き

手で顔を覆い隠すA。






一度、大きく息をすると

俺に顔を見せた。




目は純血していて

悲しくてそうなってると言うよりかは、苦しそうにしていた。









重「なっ、なしたんっ。もう、誰や!Aをこんなんしたやつ」









なんて、早く笑って欲しくて無理やりその場のテンションを上げようとした。



けど、Aは俺を真っ直ぐ見つめて

一歩詰め寄った。










重「っん?余計、やった?」





「優しく、しないで」





重「ぇぁ、、、やって、しゃーないやん!」





「私は、最低なの!」






重「何がやねん!もぉ、なんでそんな追い詰めてんの」






「……わかんない」






重「はぁ?じゃあ、なんで泣いてんの」






「知らない」










Aは俺に怒っているようにも思えた。










重「俺のせい?」




「なんでよ」




重「んー、、昨日振られたのに、今、こーしてちょっかい掛けてるから?」










図星だったのか知らんけど

Aの表情が少しだけ落ち着いた気がした。










重「まぁ、でも、それは許してや。たまたま通りかかったら、好きな子泣いてんねんで?
そりゃ、ほっとけへんやん」









Aは不機嫌そうにして

俺に背を向けた。









重「そんな嫌やった?………ごめんって」






「____ぁあ!もう!」






重「っへ」






「ばか!最低!卑怯!」






重「えぇ…」










ばっと、再び俺の方に向き直ったAは

吹っ切れたように笑ってた











「もう少し、強くなればよかった」









一呼吸置いて

Aは俺を、また、振った









「私、小瀧くんの彼女になったんだ。



__不安を埋める存在が欲しくて__」








そして、彼女の言葉は冷たく寂しかった。

_日常+非常事→←_ずるいのはこっちでしょ



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のんれもん(プロフ) - きいさん» コメントありがとうごさまいます。そう言って貰えて、すごく嬉しいです(^_^) (2021年8月30日 16時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 移行おめでとうございます!少しずつ変わっていく展開にドキドキしながら読ませていただいてます!続き楽しみにしていますね:) (2021年8月29日 20時) (レス) id: 2e8047eb29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんれもん | 作成日時:2021年8月29日 20時

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