検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:55,493 hit

_無関心な君は ページ25

*【Nozomu said】








交代の時間で教室に向かえば、小さな待機スペースに正座するAがいた。

三つ編みの片方が崩れていて、俺が来たのに気づいてスペースを空けるように更に端に寄った。









小「髪、どうしたん?」






「あぁ、ゴムが切れちゃって。今、美咲に直してもらう所なの」







小「ふーん。……あんさ、さっき川越達の教室のやつさ、、みた?」






「ん?___……あっ、」








Aは楽しそうに笑って









「川越くんの手品でしょ!見たかったなぁあ。」









的外れなこと言って

わざとなのか、本気なのか









小「目、合ったやん」





「め?」





小「みk…、女子が俺に」









ガラッと、簡単に仕切り用に設置したカーテンを開けて同じスペースに入ってきた美咲ちゃんのおかげで、

俺の話しは途切れた。









美咲「あ。小瀧くんもおったんや」






小「おう」





美咲「A、三つ編みしちゃおか」






「お願いします」









美咲ちゃんは器用に彼女の髪を結う。

お化けなのに、可愛らしくする。






脅かすだけやけど、可愛くする。









怖くなきゃやけど、可愛ええ。










美咲「A、今日、家遊び行ってええ?」







「へ?……いいけど。でも」








美咲「ひとりやろ?後夜祭の後に寄るな」






「それなら、大丈夫」









美咲ちゃんが待機スペースを出て、また2人きりになる。



変に緊張しだして、変に視線が泳ぐ。









「小瀧くん」






小「ん?」






「ごめん」







小「なに。急に」







「ううん。何でもない」

_〃→←_〃



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (140 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
381人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のんれもん(プロフ) - きいさん» コメントありがとうごさまいます。そう言って貰えて、すごく嬉しいです(^_^) (2021年8月30日 16時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 移行おめでとうございます!少しずつ変わっていく展開にドキドキしながら読ませていただいてます!続き楽しみにしていますね:) (2021年8月29日 20時) (レス) id: 2e8047eb29 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のんれもん | 作成日時:2021年8月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。