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_〃 ページ19

*【Nozomu said】






俺の空き時間と、Aの空き時間が重なって、美咲ちゃんはお化け役をやってるはずの時間帯。





本日立ち入り禁止の、物置になってる空き教室に閉じこもって

Aにメールを一件入れた。


この教室で待ってると。









保健室の幽霊役として、制服に血糊の着いたパーカーを重ねて、傷だらけのメイクをしただけのお化け役の俺。



そして、Aはトイレの花子さんか何かで、三つ編みにメーク、と赤いスカートを着させられていた。





小「三つ編みも似合っとったな……」








なんて思っていると教室のドアが静かに開けられ、

袋を持ったAが入ってきた。



ちょこちょこと俺の前に来て、袋から焼きそばとクッキーを出して、近くの机に置いた。









小「どうしたん、それ」




「お腹空いてるかなって。あ!このクッキーは川越くんのクラス行った時に貰ったの」









クッキーを俺に渡すと写真のような物が床に落ちた。





手に取ると

彼女と、美咲ちゃん、川越に、見たことない男の子が写ってた。









小「……」





「あ、それね、チェキも撮ってくれるって言うてたから、ついでに撮ったの。」





小「へぇ」






「あ、飲み物忘れた」






小「買ってくる?」






「んー、、いいや。時間、勿体ないし」









楽しそうに笑う彼女を見て

一瞬抱いたモヤモヤも、どうでもいっかってなった。







隣に座って、彼女の持ってきた焼きそばとクッキーを食べる。









「今年はジェットコースターもあるんだね」





小「あー、3年やろ?マジ、完成度やばいで」





「後で行こっかなぁ」





小「………あんさ」





「ん?」









__一緒に行かへん?









小「いや。、、後夜祭。まで残る?」






「何かあるの?」






小「今年もバンドとか、生徒の出しモンとかかなぁ」







「んー。見たい気もするけど……残れないかな。」






小「たー君?」








「ん。桐山さんが同窓会かなんかで泊まりでいなくて。
ユキさんと濱田さんには夜遅くまでは悪いから、なるべく早く帰ってあげたいんだよね…

土曜日だし?」









何も出来ひんけど

頼って欲しいと思ってしまう。








小「早めに帰るんなら、一緒に帰らへん?」

_曖昧な関係は拗らせる原因→←_〃



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のんれもん(プロフ) - きいさん» コメントありがとうごさまいます。そう言って貰えて、すごく嬉しいです(^_^) (2021年8月30日 16時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 移行おめでとうございます!少しずつ変わっていく展開にドキドキしながら読ませていただいてます!続き楽しみにしていますね:) (2021年8月29日 20時) (レス) id: 2e8047eb29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんれもん | 作成日時:2021年8月29日 20時

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