＿〃 ページ17
*
まだ人が少ない時間帯だからと、昨日、準備で片しそびれていたゴミが入った箱をゴミ置き場に置いてきて欲しいと言われた。
この時間帯は受付だったけど、美咲ともう一人の男子がやるからと
美咲に言われて運んでいる。
裏門近くのゴミ置き場には先着者がいて
彼もまた、箱の中身を出しながら分別をしていた。
「プラスチックは燃えるゴミだよ。
重岡くん。」
重「Aっ。、、あっ。せやったわぁ」
彼の隣で、同じく箱を下に置いて、中身を分別していく。
重「受付ちゃうん？今って」
「人少ないから、余っちゃったの。」
重「やからって…重かったやろ。それここまで運ぶん」
「…まぁ。でも、思ったより軽かったし」
重「あはは、そっか！さすがやなぁ。女の子ってのにすごいな」
「………うん」
＿＿＿＿………。
重「ん？どした。」
「え。ううん。この容器、プラスチックかどうか見てた」
重「どれどれ」
容器を持った私の手に重岡くんの手が微かに触れた。
反射的に、手を退けて、容器を下に落としてしまう。
重「え。、、ごめん」
「………」
謝るのは私の方なのに
重「あ、コレ、プラスチックやわ。」
容器を拾って燃えるゴミに投げ込む重岡くん。
何も無かったかのように、気を使って、いつもの笑顔を見せる
「しっ」
重「ほら！はよ、分別せな。お客さん多なるから、手伝わないと」
「重岡くん、」
重「やっぱ！俺、全部やるわ！やからAは先に戻っ」
「やだ」
重「って……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のんれもん(プロフ) - きいさん» コメントありがとうごさまいます。そう言って貰えて、すごく嬉しいです(^_^) (2021年8月30日 16時) (
レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 移行おめでとうございます！少しずつ変わっていく展開にドキドキしながら読ませていただいてます！続き楽しみにしていますね:) (2021年8月29日 20時) (レス) id: 2e8047eb29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のんれもん
| 作成日時：2021年8月29日 20時
