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重岡はあの日から変わらない。

ただ、なんだろうか。








「今日もですか」

小「ん。」








放課後、委員会の仕事で図書室に来れば、王子もいる。
毎回、匿えと。









「はぁ、あなたより桜田さんの方が大変やと思います」



小「なんで?」



「やって、、、」








前に女子トイレで、、








小「まぁ、もし、南がピンチならあいつが助けるから」









カウンターの下で胡座をかく王子は私の太ももを肘掛として

怠そうに頭を寝かせる。









小「なぁ、シゲのどこがええの?」








上目遣いで聞く彼は、重岡と意図は同じなのに全く違っている。









「なら、どうして桜田さんなの?」




小「ふは、あんたはそうか。んー、俺はシゲと南が付き合った時に好きって気づいたからなぁ」




「へぇ」




小「俺とシゲと南は小学校から一緒やったんよ。俺は2人のことは知ってたつもりやった。」









図書室には真面目に勉強している人が数人いるだけで、外の部活の音しか聞こえない空間。



その中でも違和感のないトーンの声で話す王子。









小「南は俺が好きで、シゲは南が好き。

なのに、南は俺やなくシゲの方に行った。
俺やって諦めようって、ケジメつけようと告白したんよ」









重く息を吐いた王子は目を静かに瞑った。









小「南は、悪ない。俺が余計な邪魔したんや。やから、、、シゲは」









ガラッ







うるさく開いたドア。毎回のように騒がしくなる。









女「ねぇ、小瀧くん見なかった?」



「あー、、濱田先生に捕まってました。」



女「どこ行ったか知ってる?」



「第三体育館の倉庫とか、なんとか言っていたような」



女「ありがと!!」









相変わらず、人気なこと。









小「さすがやわ」

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のんれもん(プロフ) - かみめぐさん» コメントありがとうございます!無事完結致しましたので、是非読んでください (2019年4月17日 20時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
かみめぐ(プロフ) - めっちゃおもしろくてダイスキです!更新頑張ってください! (2019年4月17日 17時) (レス) id: 6488ed806b (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - 神ジャス民緑さん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年4月14日 9時) (レス) id: 0559f21e3b (このIDを非表示/違反報告)
神ジャス民緑(プロフ) - この小説、大好きです(^_^)/これからも頑張って下さい (2019年4月6日 19時) (レス) id: 2a00c12ced (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - れもんみるくさん、コメント有難うございます!待っていて下さると嬉しいです(。_。*) (2019年3月31日 9時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんれもん | 作成日時:2019年3月15日 0時

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