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＿音のありか ページ7
*
【Sigeoka said】
やばいやばいやばい
こんなん、間一髪やし。なんか、むっちゃ、心臓の音聞こえる。
俺の？
俺って、こんなドキドキしてんの？
いや、、まじで？
彼女との距離に息の仕方を忘れた。
「ごめん、」
本日、2度目の謝罪。
何も悪いことしてへんのに。
重「だい、じょぶ？」
「ん。」
彼女も緊張してんのか、俺の肩にある手に力が入ったのが伝わった。
どーしよ。
そう、戸惑いつつも、彼女から手を離し、同時に彼女も俺から離れる。
「なんか、暑いね！夏だね！へへ」
手でうちわのように顔を扇ぐ。
そんな彼女の姿にも、目がいく。
「私！行くね。」
重「あ、ん。」
「じゃっ」
ぎこちなく、手を振って倉庫を俺だけにした。
彼女が去った途端、足の力が抜け、その場にしゃがんだ
ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯ＿＿＿＿＿
重「うそやろ、、、俺の音やん。」
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2021年2月24日 19時
