検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:87,019 hit

_待ち望んだモノ=不要な事 ページ47

*



久々に鳴った

重岡くんからの電話。







思い切って出ると

電話の奥で何か話し声が聞こえて、しばらくして重岡くんの声がハッキリと聞こえた。









重《いきなり、ごめん》





「ううん。どう、したの?」





重《その。、、今更なんやけど》









気まづさがあって

少しだけ心地悪い気もして



でも、久々に聞けた好きな人の声に胸高まる感情もあって









重《お祭り、行かへんくてごめん。》









彼の謝罪が塩のように傷口を舐めて

苦しくなる。









「大丈夫。雨だったし、どっちにしろ、、回れなかったし」







重《でも。待ってて、くれとったんやろ?》






「、、、ううん。そんなに待ってない」









知られたくなかった。

ずっと待ってて、結局来ない重岡くんに傷ついて



他の子といるから連絡も何もしてくれない重岡くんに対して、今も変わらない気持ちがあることを。









重《そ、、それでも、ごめん。実は、その日、イチとおって。》








__あ、ちゃんと振られちゃう。また









「そっか!じゃあ、仕方ないね」







重《え?あ、いや、あんな?そのぉ、、、ほんまに行きたかってん。でも、行けへんくて。イチが》







「いいよ、もう。」







重《へ?》







「十分。」







重《A?》







「ごめん、もう、むりっ」







重《ちょ、まっ》_____









卑怯にも電話を切った。

心臓が締め付けられるように苦しくて

泣き声まで、彼に聞かれたくない一心だった。









こんなことなら、音沙汰無しのまま

無視されてた方がいい。






__________なんて矛盾しているだろ

_友達の弱み→←_友達の交差する恋愛



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (158 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
427人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のんれもん | 作成日時:2021年2月24日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。