＿彼は2度目の罪 ページ10
*
【Hamad said】
今回はそっと、割れ物を扱うように
彼女を体から離す。
濱「とりあえず、、、今は家まで送る」
凄く不安そうにして
普段なら理解して引くのに
一歩も下がらずに、俺の右腕を両手で掴む。
視線が合わない。
そうな風にされると、突き放すこともできひんし、何て言ったらいいのかわからへん。
濱「、、、その」
「綺麗な、、人だった」
濱「へ？」
「さっき、濱田さんに会う前に、濱田さんの家にいる女の人に会ったよ」
隠してるわけでもないけど
彼女の前では格好つくようにしたかった
濱「そっか。あの子、ユキちゃん言うて、友達というか同僚みたいなもんなんよ」
「彼女とかじゃ、、ないの？」
少しだけ、俺の腕を握る彼女の手に力が入るのが分かった。
濱「そんなんちゃうけど。、、そう、、なると思う」
答えは決まってる。
目の前の彼女の気持ちを断らな。
そんでもって、もう、関わらないように
「私、、には、、、濱田さんだけなのに」
濱「何言ってんねん。俺より、ええ人いっくらでもおるやろ？」
笑って、彼女の頭を撫でれば
突然、視線が合った。
「私には、そんな人いない。そんな理由で断らないで」
濱「っえ？、、、っとぉ、、」
「本当に、少しも私に感情がないなら、そう言って欲しい。濱田さんは、ずるい」
多分、
その ズルさ で俺の捨てきれない期待を持ち続けていた
ハッキリしないのは
何も無くなるのを避けたいからかもしれん。
濱「Aちゃんは、俺には綺麗すぎんねん」
次の彼女の言葉を待たずに
彼女の思考が動く前に
昨日まで別の人と触れ合ってた唇を
純粋でピンク色の唇に重ね
2度目の罪を作った
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な(プロフ) - ご返信ありがとうございます！更新する度に見に来てます笑応援してます(^^) (2021年2月2日 2時) (
レス) id: 45490ea103 (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - なさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新した際には、また是非読んでください！ (2020年12月20日 22時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - とても面白いです。お忙しい中だと思いますが更新頑張ってください！ (2020年12月19日 3時) (レス) id: 3d8afbfd34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2020年12月17日 20時
