_目覚めは複雑で ページ7
*
今朝、玄関で目覚めた。
昨日、家に入った瞬間に気力が無くなって、靴も脱がずに床に座ったまま、壁に寄りかかり目を瞑ってしまっていた
それを起こしたのは
「ミナコさん、たー君とココ離れるの?」
ミナコさんで、荷物を取りに来た。
ミナコ「そうやで。手紙読んだやろ?これからは、あんた自身で人生選び。あたしやって、あっくんで落ち着きたいし」
「もしかして、結婚するの?」
ミナコ「まぁ。そうなるかな。」
「、、、ねぇ。」
ミナコ「ん?」
泣きたくなった。
急に熱くじんわりと目元が温度をあげる。
「ひとり、、、なりたくない」
何だかんだ言って、ミナコさんは叔母さんで
家族だと思ってた。
けど、彼女からすれば、私は突然増えた厄介者だったかもしれない。
ミナコ「、、、楽しそうにやってるやん。友達もいるし、彼氏やって出来たんやろ?聞いたでぇー」
「か、、いないよ。誰も。」
そんなんじゃない。
私には、頼れる、心から信頼出来る家族がいない。
そんなの、、怖くて全部話すことも出来ない私に、そんな友達、、、そんな人を作れるわけがない。
ミナコ「でも、イジメは無くなったやろ。泣くこともないやんか。ええやん」
彼女は
私の状況を知っていて、慰めるにしろ元気づけるにしろ、濱田さんに全て任せてきた。
「濱田さん」
ミナコ「え?」
「たー君がミナコさんと住むなら、私は濱田さんと住みたい。濱田さんに一緒にいて欲しい」
そのぐらい、濱田さんの存在は
私の中で格別なんだと実感した。
なのに
ミナコ「それは、無理ちゃう?濱ちゃんには、別に守らな女の子おるし」
現実は私を地面に叩きつける
454人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
な(プロフ) - ご返信ありがとうございます!更新する度に見に来てます笑応援してます(^^) (2021年2月2日 2時) (レス) id: 45490ea103 (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - なさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新した際には、また是非読んでください! (2020年12月20日 22時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - とても面白いです。お忙しい中だと思いますが更新頑張ってください! (2020年12月19日 3時) (レス) id: 3d8afbfd34 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のんれもん | 作成日時:2020年12月17日 20時