She's a baby... 【3】

＿よく知っとる友達 ページ24

*

【Sigeoka said】









カフェから数分の神ちゃんの店に行く。



小瀧が俺に言った

『イチに女友達出来るチャンスやん。それに、小泉さんの写真、消してやりたいやろ？』


そんな俺が思ってる事を的確についてきた。









神「何も頼まれへんの？」






小「ん。食べてきたから」







神「なんやねん。」









奥の部屋で店に置いてある漫画を2人で読み漁る。









重「なぁ、小瀧。」






小「ん？」







重「イチがあの写真と関わっとると思うん？」







小「まぁ。本人言うてたし」








重「はぁ？」







小「昨日、2人で勉強しとったんやけど、途中言い合いなって、知らんけどイチが小泉さんのこと悪く言ってそのまま白状してん」







重「お前と喧嘩したから今日休んだんか」








小「それもあるやろうし。アイツ、多分、寂しいんちゃう？」









俺はイチの行動を攻めたい。

というか、そもそもの弄れた考えが苦手やった。


けど、時々可哀想なヤツやと同情して、何も言えんくなる。









重「お前って、俺よりイチの事詳しいよな」








小「シゲは知らんすぎんねん。」







重「Aの事も。よう、知ってんな」








小「それは、偶然やな。元々、関わりたなかったもん」








重「じゃ、何で今は」








小「おもろいから。それに、シゲがあんなに気にかける理由が知りたいから」









漫画を閉じて大きく深呼吸をした小瀧。









小「腹減った。」






重「太んぞ」






小「運動しとるし、大丈夫」

＿彼の言うコト→←＿ハンカチの彼女

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す