_彼への違和感 ページ7
*
7:30。
お店でたー君を預かってくれるという濱田さんに
『何かあったら、直ぐに携帯に電話して』
たー君バックと共に注意事項を軽く伝え、自転車を精一杯こいだ。
学校まで、決して近いとは言えないけど遠くもない。
_ あと、少し
30分くらい前って、結局何時何分なんだろうか。
あの時は色々と混雑して気にする時間も無かったが肝心な事を聞き忘れたことに気がつく。
学校の駐車場に着いた時には8時だった。
急ぎ足で教室に向かうと小瀧くんの机に委員長、副委員長、書記と揃っていた。
他にも生徒はいるのに、薄い壁が見えた。
「おはよう、ございます」
挨拶をすれば天使が微笑み、鞄を自分の机の上に置けば美少女に手を取られる。
イチ「おはよう。早速、やろっか!」
「えっと、親睦会、だよね?」
そう投げかければ
重「イチが生徒会で、小瀧が部活の方に行かなあかんねん。やから、君は俺とクラスの出し物決めるってこと」
重岡くんが私の肩に手を置き、歯を見せて笑った。
重「よろしく」
「よろしく」
イチ「まぁ、大毅はクラスを指示して、暴走しだしたら、小泉さん、止めてあげて?」
_ 暴走って。
「やってみます」
困りはしないけど。
少し、やりづらい感覚がある。
何気なく移した視線に小瀧くんの視線が合って
ただ、それだけなのに、罪悪感を感じて逸らした。
イチ「何か困ったことあったら、言ってね 」
_ こういうの。苦手だ
「ありがとう」
重「俺がおるから大丈夫やろぉ」
イチ「騒ぐやん?」
重「そんなことないって〜!」
2人で話し始めてしまうと目線が彼に移ってしまう。
まだ、声を聞いていない小瀧くんに。
でも、流れ作業にしか見れない。
何故か、目が合うと申し訳なく思う。
彼女ありだからだろうか。
_ やっぱ、居心地が、、
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作者名:のんれもん | 作成日時:2020年8月29日 23時