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_昨日の今日で ページ32

*

【Nozomu side】









たまたまってだけで

ちょうどええし、コイツなら。









なんて考えで隣の席のヤツをパフェ塗れにした昨日。


そいつの友達がいつものように噂話をする。









美咲「なんなん、それ。なんか、不気味やな」









いつも聞こえる俺とシゲとイチの名前。

今回はどんなんやねん。




なんて、机に伏して寝てるフリして耳を立てる。









「まぁ、本人達のことだし」




美咲「Aに会わせた理由なんなん?」









、、アイツ。もう、話したんか。









「さぁ。聞くに聞けなかったって言うか。まぁ、いいかなって」







美咲「どーする?突然会いに来たら」







「それは、ないでしょ」







美咲「わからへんで?」









ミキちゃんがコイツに?

ありえへん、、、いや、まって。




ミキちゃんにコイツを彼女と言ったからには何かしでかすかもしれへんわ。








んでも、文句言いに来るだけやろうし。









「逆に、一緒に行かない?今日」






美咲「え!行きたい!もう、この目で確かめたるわ」









いやいやいや、なんで?









「確かめるって。それは言い訳にして、普通に放課後遊ぼうよ」






美咲「なら、夕ご飯抜きってオカンに言っとこ」









友達が自分の席に戻った後、

自然と体を起こして隣の机をつっついた。









小「昨日、は、、。」









くそ。

口止めすんの忘れとった。









小「ありがとう」





「あぁ。ん」









ここで内緒にしてなんてお願いしたら、かっこ悪いよな



でも、、、




いや、コイツに影響力あるとは思えへんし。









小「、、、あと、ごめんな」









小泉さんやっけ。

まぁ、こんな地味なヤツでもクラスメイトやし。


ここで、深刻そうな顔して、低い声で謝っとけば何とかなるやろ。









「うん。」









呆気なく、気にしてませんよって

目線を逸らされた。









それだけ?

いや、普通なら探ってくるやん。


それか、人によっては口止めに1度でいいから関係もってとか言いよってくんで?








さすが、見かけによらずってことか。








中学の噂、マジやったん?
当時、興味本位で見に行った時は噂なんか嘘やん。って思ったんやけどな。

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作者名:のんれもん | 作成日時:2020年8月29日 23時

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