She's a baby... (ページ30)

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＿年頃のトキメキページ30

*

あのまま、たー君の小さな手を握って濱田さんとは無言で過ごした。

濱田さんのマンションに着くと眠っているたー君を布団の上に寝かし

洗面所を借りて残りの汚れを落とした。

濱「起こす？夜起きちゃわへん？」

「そうだね」

リビングに戻ると濱田さんは上着を脱ぎながらそう言った。

たー君の胸元を軽く叩いて名前を呼ぶ。

寝付きはいい方。でもお昼寝をしすぎるとご飯も食べようとしなくなる。

濱田さんはその間に着替えてくると寝室に行った。

濱「そーいや、Aちゃんさ、家戻らなくて大丈夫？」

着替え途中の濱田さんは声を張りながら

シャツを完全に着る前に出てきた。

一瞬見えた腹筋が妙に色っぽかった。

＿、、、やばいわ

年頃なりにトキめいた。

「だいっ、、、丈夫ではないな」

洗濯物に洗い物。それから、食費を考えると帰った方がいい。

でも、本音はここに居たい。

濱「たー君、このまま預かろか？」

「へ？」

濱「明後日の朝まで。俺、ミナコさんにも用事あるし、明後日の朝そのついでに」

私は帰らなきゃなね。なんて素直に落ち込めないのは立場的にだろうか。

「ほんと？ありがとう。」

＿早くこの人に彼女出来ないかな

また、裏腹に心で言葉にした。