She's a baby... (ページ29)

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間に入ってくれたのは他の誰でもない

濱田さんだ。

濱田「誰にされたん？こんな、、酷いなぁ」

濱田さんは洋服の裾で私の頭を拭こうとするが、パフェだったこともありテーブルの上のちり紙で優しく拭き取っている

ミキ「あんたも、男いたんだ。二股？」

ミキちゃんが濱田さんを見ながら小馬鹿に笑った。

それが許せなくて、何故か大した理由もないのにイラついた。

でも、私が言葉を放つ前に濱田さんが大人の対応をした。

濱「そんな、凄いものちゃうよ、俺は。」

濱田さんは隣で座ってる小瀧くんの肩に重く手を乗せ

濱「うちのAをよろしくね。」

そう、過保護に伝えた。

そして、濱田さんは小瀧くんの耳元で何かを言うと私を外に連れ出し

店の脇に停めた車の後部座席に乗せた。

隣にはチャイルドシートに座り眠るたー君。

「ありがとう」

訳も聞かれてないし、何をしてたって訳じゃないのに

その言葉が正しいと思った。

濱「まぁ、あれやな」

また、気を遣われるのかな。

話を逸らしたり、たー君のこと話題にしたり

そうして欲しい。

濱「彼氏、おったんか」

「っいないから」

濱「隠さんでも。もしかして、あの女に邪魔されたん？」

「そんなんじゃい」

濱「、、まさか。」

「やめてよ」

こういう勘違いだけはして欲しくない。

好きな人に誤解されるほど嫌なことはない。

「あの人は、友達の彼氏さん。も、、元カノがしつこいからって、人助けだよ、、」

あながち間違いじゃない。

濱「そか。なら、良かった」

安心した笑顔を零した濱田さん。

バックミラー越しに合う視線に、さっきのイラつきはモヤモヤに化した。