_片想いの痺れ ページ13
*
何だかんだで3時間が経ってしまっていた。
ふと気づけば外は大雨でたー君は戦隊モノのテレビ番組に夢中になっていた。
濱「ありぁ、困った」
「困ったね」
濱「泊まってく?」
_ この人、なんにも考えてないじゃん
「泊まっちゃおっかな」
少しだけ、いつもとは違う反応を見てみたかった。
でも、濱田さんは私の頭を軽く撫でて
いつも通りの笑顔を見せた。
濱「よし、ご飯、何食べたい?」
濱田さんにとっては私は近所の子どもと同じであることくらい理解出来てる。
それと同時に虚しくなる気持ちの正体も自覚してる。
「冷蔵庫、見てもいい?私が作る」
濱「ほんま?!ええの?やったあー!」
冷蔵庫の中には缶のお酒がいつくか、それからお店の残り物をタッパに入れた物も数個あって、
卵と冷凍された鶏肉があった。
「この、鶏肉使っていいやつ?」
台所から声を張れば
たー君の後ろに座っている濱田さんが笑顔で
濱「なーんでも、好きなもん好きなだけ使ってええよ」
_ 親子丼しか作れないよ、、、
濱「Aちゃんの料理は何でも美味いって知っとるし」
何気ない一言が私にとっては痺れをきかすモノで、期待を持たせる。
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作者名:のんれもん | 作成日時:2020年8月29日 23時