この命が尽きるまで��

＊ SUGA ページ8

仕事を終えてメイクを落としてもらっていれば
携帯の画面に【ウォヌ】の文字



SG「よぼs��今仕事ですか？��いや…終わった」


��今日アイツの誕生日なんです��



SG「………は、？」



耳から話して携帯を見ると【９．２１】の文字



��今、ずっと死にたいって言うくらい病んでるんで
なるべくAのこと一人にしないで下さい��



…？



SG「分かった。もう帰るよ」




家に帰ると電気を消してあって
見つけられなくて探しに行こうと家を出ると



SG「………お前そっちにいたん」



正面の部屋から出てきた。



「………さあ」



俺を見ずに通り過ぎて中に入ったと思えば
いつもみたいに窓の縁に座って外を見てるAに





SG「誕生日おめでとう」




そう言うと顔を背けられたから



SG「なんで教えてくれなかったん」

「……こんな日、私には必要ないから」

SG「俺には必要だった」



横から抱きしめて頬にキスを落とす




SG「生まれてきてくれてありがとな」


「………はあ……」



溜息をついてたけど



SG「ほら、来い」



腕を軽く引っ張り自分の足の間に座らせて



「ねえ、今日は本当に…」


SG「21年前の今日はお前が発見された日。
今日がなかったらお前はこの世界にいなかった」




Aの手を両手で握る。



「私、この世界に遺してなんて頼んだ？

どうせ不良品なんだからあの時廃棄されたかった」




いつも以上に冷たかった。




SG「お前…本当にあっちの部屋にいたか？」





何も言わず寄りかかってくるから思い切り抱きしめる





「痛い」

SG「るせえ」





力強く骨が軋むくらい。




SG「ほら、あー。」

「……」


用意したケーキをあげても頑なに口を開けないから
口移しで食わせてやろうと思ったけど…



SG「…ん、泣きてえなら泣け。」



顔を俺の肩に埋めるからそっと背中を撫でる



「３歳の頃からウォヌが欠かせず祝い続けて来て…
本当にムカついて仕方なかったのになんでかな」






？






「ユンギになんて会わなければ良かった」




は、？




SG「……なんで」



思わず声が低くなる




「ユンギ見る度、生きてて良かったって思うこと増えて…いつも胸が苦しくなるから…、」






驚いて思わず息を飲んだ。




「本気でおかしくなってきたかも…」



涙を零すAの感情を理解するよりも先に
俺を愛してくれてると再認識したから

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