~君のため、夢のため ~ BTS -４１ -

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３６ーSUGA sideーページ36

あの大騒動から数日、
今日は久しぶりに作業しに来た

「……」

…けど集中力が切れて、サイトで色々と
Aの誕生日プレゼントを探していれば

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

珍しく俺に何か用があるらしい。

「ねー」

顔を出すと1台の携帯を持ったジミン

「なに」

JM「作業中ですか？」

「違う」

JM「お邪魔しま～す！！！」

勢いよく入ってきたジミン

JM「みなさんここがSUGAヒョンの作業室です！」

V中かよ…

JM「パソコン使ってないの珍しくないですか？」

なんて暗くなってたのが変に思ったのか
マウスを触るもんだからサイトが見えちゃって

JM「お。誰かにプレゼントですか？」

カメラをパソコンの横に置いてスクロールしてくジミナ

「やーやー、触んな」

JM「誰にあげるの？」

「……A」

カメラに声が入らないように小さく言うと

JM「あ～、もうすぐ誕生日だもんね！！」

無駄に気を使って席を立ってくれた。

JM「でもその日仕事あるでしょ？」

「ある、しかもアイツは日本」

JM「え、いつ渡すの？」

「………知らん」

それからずっと商品をスクロールしてるけど
予想以上にいいものがなくて…

JM「あ、Aがヒョンに作ったアルバムだ…」

俺の誕生日の時にAが初めてくれた
飾っておいたアルバムをぺらぺら捲ってるジミナ

アルバム、？

「俺今から買い物行ってくる」

JM「今2時ですよ？どこも空いてないよ」

……

「……じゃあ、頼むしかねえか」

通販で大きめのアルバムやらシールやらを買って

「ジミナ、Aの写真送って」

JM「A？ヒョンが持ってない写真？
ヒョンが怒りそうな写真しか持ってないよ～」

なんて送られてきた写真は数枚じゃなかった

「何枚持ってんだよ」

JM「Aフォルダには二千枚くらいあるけど
ヒョンに送ったのは何十枚ですよー？」

まじかよ

「……やー」

目に止まったのは寝てる無防備なAの頬に
手を添えながらキスをしてる写真で

JM「やっべ」

焦った顔をしてた

JM「８日は何をする予定ですか？ヒョン」

「さあ…あいつの事だから多分誕生日忘れてるよ」

JM「電話してみる？」

それからジミナの携帯でAに電話をするけど

「「……」」

相変わらず出なかった。