~君のため、夢のため ~ BTS -４１ -

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３５ーSUGA sideーページ35

SG「………20曲あったんだっけ」

AY「おっぱの書いたフレーズとかメロディーを
全部曲にしたのが、…パーに」

20曲パーはきついな

「やっ…とｯ…ぜ、ぶ…完成っ…た、のに…」

ヒクヒク言いながら泣くAを抱きしめてたら
Aの足にガラスの破片が刺さってて

SG「抜くぞ」

抜いた時にビクっと動いたAと
悲鳴を上げる野次馬たち

「っ、…おっぱ、や……おっとけ…っ、」

SG「よしよし、もう頑張らなくていいから。

20曲も一人でよく作ったじゃん、なあ…違うか？」

「でも、っ、もう…っ…ひくっ
あれと、…同じ曲、なんて…書けないっ…」

SG「……ん、そうだよな、俺も書けねえわ。

俺だって一度書いたら同じ詩なんて浮かばねえし…
同じメロディーだって…分かるよ。辛いよな」

ジョングガはなんでか知らないけど壊れたパソコンの
電源を入れたり切ったりを繰り返してて

「……っ、みあね…っ、おっばぁｯ、！」

みんなAを見て悲しい顔をしてた。

？「＂許します＂」

後ろから声が聞こえたと思えば
LIKOの写真で顔を隠したテヒョナで

「っ…おっぱｯ…」

TH「＂もう俺の為に頑張らないで＂」

泣いて視界や聴覚がボヤけてるAには
LIKOだとしか判断出来ないんだろうけど

「……みあねっ、…私に、頼んだのに…っ、」

TH「＂もう休んで休んでいいよ＂」

「……っぱの…とこ行きたい…っ、」

は、…？

「「ダメ！！！！！！」」

「おっぱｯか、の…ぷれぜｯと、っ、なのに」

TH「＂や…約束したでしょ？駄目だよ＂」

「…………………っ、でもね…ｯ、」

苦しそうに泣くAに

TH「＂世界中の愛してるが聞こえたでしょ？＂」

追い打ちをかけるように話すテヒョナも
何故か肩を震わせて泣いてて

RM「…やー、なんでお前が泣くんだよ…( 笑 )」

TH「だっでざ…Aが必死に作ったのにっ…

何千回何万回って手直しっして…っ、…
ヒョンだちだっでその大変さｯ、知ってるじゃん…

こんなの、…こんなの酷いよぉｯ…！」

写真を下ろしたテヒョナの顔は
Aと同じくらいぐちゃぐちゃだった。

「っ……まだｯ、最初から…やる」

SG「一人じゃ無理だろ？俺m「んーんｯ…

天才…MiLKだからｯ、だいじょぶ…！」」

でもその時は知らなかったんだ。

「…そっか」

行き過ぎたサセンの仕業だったことに