~君のため、夢のため ~ BTS -４１ -

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３４ーSUGA sideーページ34

SG「Aや、もう止めろ」

俺の声に素早く反応して顔を上げたAだけど

SG「っ、痛」

俺を目掛けて人形を投げてきた。

「下。……それ以上入って来ないで」

笑いも怒りもしないAの言葉に下を向けば
画鋲がばら撒かれてるわけで…

SG「Aや、みんな心配してるぞ…」

まあ、元々スリッパを履いてたから
そんなのも気にしないで入っていくけど。

「来ないで、お願い…誰にも会いたくないの…っ」

入ってきた俺にビビったのか急いで
ベッドから降りて部屋の片隅に逃げていくから

SG「Aや…」

そんなAを捕まえようとするけど

「やめて…っ、傷つけちゃう…っ、お願い…っ」

震える手で今度は枕を投げてきて…

SG「A！！」

埒が明かないと思って手首を掴んだ。

なんだか一段と細くなったようだ。

「やだ………っ」

あー…涙でぐちゃぐちゃになった顔も綺麗だわ。

SG「なあ、覚えてるか？( 笑 )

お前の本命はウジって奴だったって勘違いした時。

あの時とは逆になってるな、俺たち」

頬を優しく、安心させるように撫で続けていれば

「……っ、おっぱ、私……」

ようやく俺と目を合わせたと思えば捨て猫のようで

「おっとけっ……っ、…おっぱ、やっ……！」

ヒクヒクと泣いてるA

SG「命削って書いた曲が消えるのって、辛いよな」

その言葉に余計に辛くなったのか泣き喚いてると
ゾロゾロとメンバーたちがやってきて

AY「よく、……留めましたね」

JK「え、ヌナたちも入ったの？」

YR「私ユンギおっぱの枕顔面１発KO、鼻血出た」

……だからそっちにあったのかよ、俺の枕。

AY「私ポロロクッション５連発」

まじか…

SG「お前ら危ねぇからこの部屋入んな」

大泣きするAを連れてリビングに行くけど
足首にガラスの破片が刺さってるし少し血が出てて

SG「ユラや、救急箱」

YR「あ、うん！」

大泣きするAを慰めてるけどひたすら誰かに謝ってた。

SG「Aや、誰に謝りたい？」

「ジ、……ヒョっ、ぱ…みあねっ……っ」

LIKOか…