テレビの中の君に恋をして⑥ (ページ6)

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＊ JUNGKOOK ページ6

「ねえ、Aちゃん昔何かあった？」

OM「それは勿論！」

「なんで僕覚えてないんだろ…」

AP「まだ小さかったからね、仕方ないよ」

OM「Aちゃんとジョングクのならダビングしてあるから…多分2000年だからここら辺に…」

大量のDVDの入ったケースを漁ったと思えば

OM「あったあった。」

オンマが見つけてデッキにいれたDVDはニュース番組で

＇ヴァネッサ・パラディさんが今自宅を出ました！！Aちゃんも一緒です！！＇

【ヴァネッサ・パラディ、Aは不倫相手の子供か？】と見出しになっていて

幼いAちゃんの手を引くヴァネッサさんは
一瞬でたくさんの記者に囲まれた。

OM「この頃ジョングクは３才。この事は知らなくて当然よ。まだ７才なのにこんな…」

＇ヴァネッサ、その子は誰の子だ！？＇

＇ジョニー・デップの子じゃないだろ？＇

VA＂Aは、正真正銘私とジョニーの子よ！！！＂

ヴァネッサさんは悔しそうに泣いていて

＂ママ、どうして泣いてるの？＂

VA＂違うの、大丈夫よ…大丈夫だから…＂

Aちゃんは泣いてるヴァネッサさんと
追い打ちをかける記者を交互に見てた。

VA＂A、パパが迎えに来るから公園にいなさい＂

そう言ってカメラに映るところから
追い出されたAちゃん

VA＂お願い……あの子の前でそんな話をしないで。

あの子をこんなデマで傷つけたくないの…＂

VA＂はあ……もう、詮索するのはやめて。

私をどんなに責めてもあの子はジョニーと
血が繋がってる、本当よ。疑うなら検査しなさい＂

涙を拭ってから堂々と車に乗り込んだ所で終わった。

「……ありがと、全く見た覚えなかった」

OM「そうでしょうね、3歳だったから…

寧ろジョングクが好きになる前から
録画してあったのが不思議なくらいよ」

AP「ああ、地元の野球部に感謝だな！」

…………あ。

「オンマ、アッパ、実は……」

全ての動作を止めてこっちを見た2人は

「Aちゃんと、付き合ってる」

持っていた物を落とした。

「あ、茶碗が……」

オンマの手から滑り落ちて割れた茶碗を拾う

「あーあ、掃除機かけないと」

OM「本当なの………？」

「そうだけど」

掃除機をセットしてたら思い切り肩を掴まれて

AP「本当なのか！？」

「うん」

嬉しそうな顔で僕を抱きしめてきた

AP「よくやったな！！！！」

OM「おめでとう！大切にするのよ！！」

「苦し……」