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「その、、寂しい?から恋がしたいってこと?」





少しだけ考える様子を見せた廉が

首を傾げる素振りを見せる






「ファンの子達は俺らに恋?してくれてるやろ?」

「うん」

「だからそんな恋がしてみたいなって」

「廉.........。」






自分でも何言ってるんやろって思うんよ

ため息と一緒に吐き出される泣き出しそうな声に






「あのさ、廉」

「うん?」





自分にも言い聞かせるように呟いたのは

建前でも、同情でもなくて






「寂しい思いさせてるし、同性だし、何言ってるんだって思うかもしれないけど」





「俺は絶対に廉を1人にしないから」






紛れもなくここにある本音だった

廉の力になりたい。それだけだった




.

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作者名:きき | 作成日時:2021年10月1日 0時

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