16話 ページ17
花子「ほへぇ…流石双子…わかってるねぇ…」
銀月「姉さんをいつも見てたからね。」
花子「姉ちゃん大好きっ子か」
銀月「な…なんでそうなるんだよ…//」
花子「顔赤いですよーギンガさーん」
銀月「はいはい。早速姉さん探すよ。」
花子「はいはい」
「あはは!こっちだよ!」
黒月「待てっ」
「あー!捕まったー」
黒月「捕まえた」
花子「あ、いた。はしゃいでるね…」
銀月「姉さん…かわi…じゃなくて、呼んでくる。」
花子「( ≖ᴗ≖)ニヤッ」
銀月「姉さん!姉さん!」
黒月「?君は?夢で見たことあるけど…」
銀月「んーとね…姉さんの後に産まれるはずだった双子の弟だよ。」
黒月「そんなんだ。名前は?」
銀月「銀色の銀に月って書いて、銀月(ギンガ)父さんに名付けてもらったよ。」
黒月「そうなんだ。」
銀月「あとね…姉さん。ここ夢だよ。」
黒月「何言ってるの?夢じゃないよ。ほら、ちゃんと触れる、ちぎっても痛い。」
銀月「姉さんは奇病にかかってるんだ。それに気付いて、早くここから出なきゃって思わなきゃずっとこのままだよ。」
黒月「ずっとこのままでいいよ…」
銀月「花子くんもいるし、八尋さんも、源くんもいるよ?」
黒月「忘れ去られてしまうからいいよ…」
花子「忘れないよ。少なくとも、俺はね。」
黒月「…でもこの子達が消えてしまうのは…」
銀月「消えないよ。夢でまたきっと会える。」
「また会えるよ!僕達精霊だもん!」
「いつでも会えるよ!」
黒月「…そうか…」
銀月「決心ついた?」
黒月「決心ついた。ここから抜け出すよ。」
銀月「そっか。じゃあ、俺らは先にここから出るからその後に出てきてね。」
黒月「わかった。」
銀月「ε-(´∀`;)ホッちょっと、疲れた。」
花子「大丈夫?」
銀月「全然平気。」
花子「いやあ…クロツキにはデレデレなんだねぇ」
銀月「はいはい、今はこれでバイバイね。」
花子「はいはーい。」
黒月「…ん…?」
花子「あ、起きた。」
黒月「…さっきはどうも…」
花子「ふぅ…これで幻の零番目はなくなったわけか。」
黒月「幻の零番目…?んーと…あ…あれか…」
花子「あ、すっかりヤシロ達のこと忘れてた。」
黒月「忘れたらダメだろ。」
彼らの生活は楽しく続く。
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作者名:夜花 黒月 | 作成日時:2020年2月3日 18時