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「軍人さんがこんなところにいて良いの?」
その姿に嫌悪感を覚え冷たく突き放した。
「そんなに私がご不満でございますか。」
「気持ち悪い話し方は止めなさい。
第一貴方には合わないわ。」
再び視線を向こうに戻すと暫く間を置いてから
「そうかもしれない」という声が聞こえる
「君の前では普段通りにいようかな。」
「話戻すけど、こんなところにいていいの?」
「人が此処に居てはいけないのかい?」
その言葉に思わず口をつぐんだ。
気持ちはよくわかる、わかりすぎるほどに。
「...いつも昼に来ているのだけどね、
明日以降来れないからもう一度と思ったんだ。」
「......そう」
そしたら君が居た、と彼は続ける。
相変わらず笑っていた
「どうしてそんなに笑っていられるの。」
「え?」
私に笑った記憶なんて無い、
だから少しだけ嫉妬したんだと思う。
「明日には生きているかもわからないのに
どうして笑えるの。」
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菫-sumire-(プロフ) - 鳴菜瀬さん» はじめまして、有難いコメントをありがとうございます! (2016年2月19日 20時) (レス) id: dbfe85220f (このIDを非表示/違反報告)
鳴菜瀬(プロフ) - 初コメ失礼します。こんにちは!占ツクの作品は通知が来たものしか読まないのですが、久しぶりに作品を漁っていたらこの作品があったので読ませて頂きました!とても良かったです! (2016年2月19日 20時) (レス) id: 75733470f8 (このIDを非表示/違反報告)
菫-sumire-(プロフ) - 幻想曲さん» ああああああ幻想曲さんんんっ?!幻想曲さんからのレス?!夢でも見ているのでしょうか...!ありがとうございます、幸村様もいつかきっと書きます! (2016年1月26日 14時) (レス) id: dbfe85220f (このIDを非表示/違反報告)
幻想曲(プロフ) - ああああああ不二先輩の素敵なお話!!!!ありがとうございます個人的にものすごくツボでした!!!幸村のお話も楽しみにしています! (2016年1月25日 18時) (レス) id: 1deaa07922 (このIDを非表示/違反報告)
菫-sumire-(プロフ) - 晴一さん» 晴一さん!!もう全てが嬉しくてなんと現せば良いものか....、ありがとうございます。幸村様のお話は別にネタもあるのでいつか書くと思います。負けチョコ含めて待っていて頂きたいです。私も晴一さんの小説応援しています! (2016年1月25日 14時) (レス) id: dbfe85220f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菫 | 作成日時:2016年1月25日 2時