こっち向いて先生!!

愛しの3話 ページ5

「･･･調子乗ってんじゃねェ･･･！」

またまた隼人が先生に殴りかかると、先生は甲斐を拘束し、持っていたナイフを取り上げ、真横に刺した

え、何それ...

「調子に乗っているのはお前の方だろ？」


素敵!!!!


すると先生は「うーん･･･、どうやらまだ状況を飲み込めてないみたいだね」と言ってパソコンを開けて腕時計を操作し始めた

「ならこれでどうだ」

先生がそう言った瞬間、





ドォォォォオオオオオオオオオン

と何かが爆発する音が聞こえた。見なくても分かる。廊下だ


「ロックは解除した。廊下に出れるぞ」

先生のその言葉を合図にするかの様に、皆一斉に外に出た

私以外


「...出ないのか宮内」

『先生...』

「怖いか？けどこれは『んもう、さっきのめちゃめちゃカッコよかったです!!!!』...」

私がそう言うと先生は何事も無かったかのように外に出た

無念

私も続いて廊下に出ると、そこには瓦礫が山になっていた。やっぱさっきのは爆弾...


「爆弾だよ」


うわぁ...先生いくら何でも大胆過ぎですよ

そんなところも愛しいですけど


「先生が爆発させたんですか」


「ピンポーン! あ、ちなみにねぇ、その上にもあるよ」

皆がビビってそこから退く
お茶目な先生、素敵だけどほんとどうしたんだろ

「宮内の後ろにも」

『ひぎゃああああああ』

「嘘だよ」




『先生っ...な、なんのプレイですか?!興奮しますね!!』

「さあさ、教室戻ろうか。また爆発しない内に」

隼人に無言で肩ポンされた。ムカつく。

放置プレイ最近多いな、くそぉ

愛しの4話→←愛しの2話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す