26.あの人の腕の温もり(達央サイド) ページ29
「たつ…体熱い……あたまくらくらする…」
抱きついたままそう呟かれた俺は、
体調が悪い時特有の目の潤みにときめきながら
それを理性で押さえ込み
「…はぁ…寝ててください。
俺スポーツドリンクかなんか買ってきますよ。」
少し呆れたように見せながらそう言って
部屋を出て行こうとすると
「あっ…っ…」
あの人は俺の腕を掴み、
「行かないで…そばにいて…怖い…」
そう頼りなく呟いた。
「あんた…ほんと馬鹿だろ…っ…
何が怖いんだよ…はぁ……
何もいらないの?」
抱きしめて本当に呆れて
でもその行動が可愛くも思えて…
自分の心をかき乱すこの人にイライラしたりして…
「…なんか飲みたいけど…
今は1人になりたくない…。」
そういうとより一層腕の力を強めたあの人が…
紘さんが可愛くて…
「じゃあ、一緒に来ますか?」
気づくとそう言っていた。
「いきたい…。たつ…ありがと…」
「…んっと…あんたずりぃー…」
「えっ…?何が?」
「おしえねー…ほら、はやくいくよ…」
その柔らかい紘さんの笑顔にときめいたとか
口が裂けても言わねー
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雅 - 初コメです!たっつん大好きです!達×下はいいですね〜〜!更新楽しみにしてます! (2017年1月25日 20時) (レス) id: 35bb9a9344 (このIDを非表示/違反報告)
黒川真琴。(プロフ) - ツバキさん» おー!いいですね!わかりました!書いてて楽しそうです!少しふざけてしまうかもしれないですが大丈夫ですか? (2016年12月30日 21時) (レス) id: 112fa9e092 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ - リクいいですか?「梶さんと下野さんが仲良く話していて、それを見たたっつんが嫉妬する」というのをお願いします (2016年12月30日 11時) (レス) id: ee73c47551 (このIDを非表示/違反報告)
黒川真琴。(プロフ) - アリスさん» わかりました!遅くなると思いますがリク必ず答えます。 (2016年12月29日 20時) (レス) id: 112fa9e092 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 黒川真琴。さん» ひろたんの相談相手的な感じでお願いします! (2016年12月29日 16時) (携帯から) (レス) id: 4064f43b90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒川真琴。 | 作成日時:2016年9月21日 18時