小 児 科 病 棟 の 女 の 子 。 6

帰 院　[ 249 ] ページ22

* 真愛side *



奏 「 遅くなりました〜 只今 戻りました〜 」


紗 「 あっ 真愛ちゃん！ 久しぶり だなぁ〜

お帰りなさい (^^) 」


「 … ただいま 」


紗 「 あっ 荷物 貰います〜

… あれ 、 真愛ちゃん その 飲み物 どうしたの？」


「 先生 が 買ってくれた〜 」











小児病棟 に 上がる前 、 ちょっとだけ 渋りたくなって

1階 の 廊下 で 歩くの を 一回 だけ 辞めた 。

　



奏 「 あれ 、 真愛ちゃん どうした？ 」


「 …… 。 」


奏 「 疲れちゃった？ おんぶ でも する？ 」


「 … しない 」


奏 「 … ふふ 。 な〜んてね 。

疲れて は いるだろう けど 、 ただ 単に 病棟 に

上がりたくないだけ でしょ？ 」


「 …… 。 」


　



流石 奏先生 。 やっぱり 当ててくる 。


… でも ここまでは 想定内 。


　


奏 「 ジュース でも 買う？ 」


「 … 買う 」


　


… ほんのちょっとだけ 時間稼ぎ したくなった だけ

なのも 、 やっぱり ばれてた みたい 。




でも 、 先生 が ジュース を 飲ませてくれるのなんて

珍しいし、入院したら いつ 飲めるか わからない から 、

お言葉 に 甘えて 桃 の ジュース を 買ってもらった 。







・



　



紗 「 へ〜 、 よかった じゃん 笑 。

肝心 の 水族館 は どうだった？ 楽しかった？ 」


「 うん！ あのね 、 イルカ の ショー と 、

ラッコさん の ごはんタイム が 可愛かった！ 」


紗 「 そっかぁ 笑 。 なんか 話 聞いてるだけ でも

すごく 楽しかったの が 伝わってくる 笑 。

あとで いっぱい 教えてね 」


「 うん♪ … って …… いたい 泣 。 」


紗 「 ごめん って 苦笑 。

入院 早々 悪いけど もう 既 に 点滴 の オーダー

入ってるから もう ちょっとだけ 我慢 して 汗 。 」


「 … もーやだ …… いなくなって … 」


紗 「 さっき 会った ばっか じゃん 笑 。

まぁ〜 そういうんだったら 仕方ないか〜 …

点滴 してる間 暇 だろうから お話 いっぱい

聞かせてもらうと思ったのにな〜？」


　


… さぁちゃん の いじわる 。 涙


　


紗 「 えっ 、 泣くほど〜？ … もう ごめん ってば〜

久しぶり で 痛かったけど 頑張ったね〜？ 」


「 んっ … ぐすっ …… 泣 」


奏 「 えっ 泣いてんの 苦笑 。

おみやげ 渡したい って 言ってたから

声かけに 来たのに〜 」


紗 「 すいません 私 が 泣かせました 苦笑 。 」


奏 「 あら 苦笑 。 」

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