小 児 科 病 棟 の 女 の 子 。 5

ぐ ず ぐ ず　[ 189 ] ページ7

* 奏side *

　

外来 が 少し 早く 終わって 、

真愛ちゃん の 様子 を 見 に

ナースステーション の 近く まで 来た 。

　


真 「 …… うぅ … ぐす … 」


博 「 あ〜 辛いね〜 … 大丈夫だよ〜？

僕 が 一緒 に 居る からね 〜★ 」


真 「 … ぐす … ふぇっ … ゴホッゴホッ … 泣 」


博 「 よ〜しよし … 大丈夫 だよ〜

ねんね できないの 辛い ねぇ ………」

　


午前 より 超 ぐずってる じゃん ……



しかも 何故か 担当 の 千田さん じゃなくて

もう一人 新しく 来た 伯谷さん に 抱っこされてる 苦笑。



まぁ 二人とも 新人さん じゃない から

看護師 と して は 既 に 一人前 だし

子ども の 扱い も 手馴れてて 上手 なんだけどね 。



　

「 なんか 見ない間 に

すごいこと に なってるんだけど 苦笑。 」


博 「 あっ 、 奏先生 。

屋上 で 発見 して 連れて 行こうと して

抱っこ したら 、 そのまま

熱 が 上がっちゃった みたい で

なぜか 僕 から 全く 離れてくれず

かなりぐすってます 苦笑。 」


「 ほう … 苦笑。

伯谷さん も 大変 だね 笑。 」


博 「 いえ 仕事なので 笑。 」

　


軽く 診察 して

解熱剤 の オーダー でも 出すかな …


　

真 「 うぅ〜 泣 」


「 いつも の よう に もしもし するだけ だよ？ 」


真 「 こわぃ 涙 」

　


そういえば なんで 抜け出した のかも

聞けてない しな …

　

理由 も なし に 病棟 から

勝手 に 出ていくはず ない んだけど …

　


「 はい 、 もう いいよ 。

点滴 入れたいから

この 状態 で 入れても いい？ 」


博 「 大丈夫 ですよ 〜★ 」


「 そういえば 輸血パック どうなってた？ 」


博 「 ほとんど なくなって ました けど

抜いて いなく なってました 苦笑。 」


「 はぁ〜 。 だよね〜 …

じゃ お熱 下がる お薬 入れる からね〜 」


博 「 さっき みたい に 僕 に ギュって しててね★ 」

　


今回 は 解熱剤 を 点滴 で 入れてみる 。

　

かなり 嫌がっている みたい だけど

伯谷さん が しっかり 抱っこ して

固定 していてくれている 間 に なんとか 入れた 。

　


「 これ で 多少 は 落ち着くと 思うんだよね … 」


真 「 ぐす … はぁ … ごほごほっ … 」


「 あれ？ こんな 咳 でてるの？ 」


博 「 そういえば … ずっと してますね 」


「 落ち着いたら

レントゲン 行ってきてくれる？ 」


博 「 わかりました 」

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