小 児 科 病 棟 の 女 の 子 。 5

憂 鬱　[ 187 ] ページ5

* 真愛side *


ゴホッ ……



ゴホッ ゴホッ 。




自分 の した 咳 で 起きると 、

もう お昼 の 11時 。


　


…… どうしよう … 。


… まだ お腹 空いて ないよ 。


　

朝 より は 少しだけ 体調 は

戻った 気 も するけど ……




お昼ご飯 が 来ない 今 の うち に

こっそり 抜け出しちゃおう かなぁ 。





… うん 。 いっちゃえ！！！


　


・



　



流石 真愛♪

　

こうも あっさり 出れちゃう なんて 、

まだまだ 小児科 の セキュリティ は 甘いな 笑。




だけど 特 に 行く 場所 も 思いつかなくて 、

なんとなく いつも の よう に 中庭 の ほう へ 向かった 。


　


ちょうど お昼 で 、 日 が 昇って きて

すっごく あったかくて 気持ち いい ♪

　


？ 「 … ねぇ ねぇ 、 君 小児科病棟 の

患者さん だよね？ 看護師さんはー？ ひとり？ 」

　


ベンチ で ゆっくり していたら 、

知らない 男 の 看護師さん に 話しかけ られた 。




小児科 の リストバンド つけてる から 、

病院 の 人 には すぐ に ばれちゃうん だよね 。

　


「 … あっち 」


？ 「 そっかぁ … この年 の 子

流石 に 一人 で 許可 出さない だろうし ……

パッ と 見た 感じ 看護師 いない みたい だから

一緒 に 病棟 戻ろうか？」


「 …… 。 」


？ 「 あれ 、 固まっちゃった 汗。

もしかして 怖かった かな？ 大丈夫 だよ 」

　


そういって 、 上 から だった のを しゃがんで

頭 を なでなで してくれた 。

　


優 「 ねぇ ハクー！ みてー？

… って 真愛ちゃん！ 」

　


お花 を もって 女の子 が

看護師さん に 近寄って きた と 思ったら 、

まさか の 優雨ちゃん 。


　

「 あっ 優雨ちゃん …… どうして … ？ 」


優 「 優雨 はね 、 レントゲン の 帰り だよ 。

真愛ちゃん は？ どうしたの？ 」


「 …… 抜け出して きた 」


優 「 えっ また？ すごいね 」


博 「 えっ 抜け出して きちゃったの！？

それ は 大変 だ …

じゃ 優雨ちゃん も 一緒 に 戻ろうか 」

　


でも ……

　

絶対 怒られる！ と 思ったら 、

そのまま じっと なんか して いられなくて …

　


博 「 あっ まって！ 逃げないで！ 」

　


全速力 で 逃げようと するけど 、

体力 が なくて 全然 うまく 走れない 。

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