とある日の夜 [20] ページ20
*真愛side*
看「じゃ〜真愛ちゃん、お薬のもっか〜」
「やだぁ〜…」
看「ごっくんしたらすぐ終わるから頑張ろう〜ごっくん、ね」
お薬はのどにつっかかって時々苦しくなるし苦いし相変わらず苦手。
だから毎日飲むの本当に嫌なんだよね…
でも、飲まないと先生に怒られちゃうから今日も頑張って飲んだよ。
看「偉いね〜じゃ、消灯の時にまた来るからね」
・
夜だけは相変わらずまだちょっとなれなくて、眠れない…
昼間のほうがまだぐっすり眠れるくらい。
だから消灯の時間は嫌い。
・
看「じゃ少し暗くするね。何かあったらナースコールしてね〜。おやすみなさい」
「おやすみなさい…」
少し暗くっていっても個室だから真っ暗に近くて…
家では真っ暗で寝てたはずなのに、ちょっと怖くてなかなか寝付けない。
・
ガラガラガラ……
ん?だれだろう…?看護師さんかな…?
とりあえず寝たふりしとこ…
?「もう寝ちゃったかぁ…」
誰の声かな…?
なんか頭をやさしくなでなでしてくれてるみたい…
気になったから目を開けたら、そこにいたのは朱莉先生。
「あ…」
朱「あっ、起きてたんだね。覚えてる?私のこと。」
「うん。」
初めて会ったのは数日前なのに、久しぶりに会ったように感じる…
朱「あのあとどうなったか心配で。
ちょっと聞いたら、ここにいるっていうから見に来たの。元気にしてる?」
「…うん。」
朱「さっきからうんしかいってないけど…
でももう寝ようと思った時にこんなうるさいのが来たら眠れないよね。
そりゃうんしか言えなくなるよなぁ…」
…朱莉先生は口調は適当に見えるけど、本当は優しい先生なんだって知ってるよ。
だって、来てからずっと頭をなで続けてくれたもん。
「お見舞いに、来てくれたの…?」
朱「まぁ、そんなところかな。でもあんな様子だったからちゃんと入院しててよかった。」
「っ…こないだはごめんなさい…」
朱「いいの。気にしないで。早く退院できるといいね。」
「うん。…きてくれて、ありがとう」
朱「どういたしまして。夜遅くにごめんね。真愛ちゃんが寝るまでお邪魔しててもいいかな?」
「うん!」
・
その日は少し朱莉先生とお話をしてから寝た。
すごく楽しい一日だったように感じるくらい朱莉先生とおしゃべりするのはすごく楽しかった♪
また…お話したいなぁ…すぅ…zzz
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あおい(プロフ) - 良すぎる!感動しました。 (2020年5月10日 15時) (レス) id: 331ddf8f4c (このIDを非表示/違反報告)
こんにゃく(プロフ) - 手越雪さん» 名前ですか…少し考えておきます。ご意見ありがとうございますm(__)m (2017年1月22日 23時) (レス) id: a6d68c7807 (このIDを非表示/違反報告)
手越雪 - 名前って変える事できませんか? (2017年1月22日 22時) (レス) id: 5563e2fe66 (このIDを非表示/違反報告)
こんにゃく(プロフ) - 奈々美さん» ありがとうございます!興奮したといってくださって私もなんだか嬉しいです(笑) もしよかったらリクエスト等書いてくださいね〜♪ お待ちしてますよ〜(^^) (2016年12月4日 1時) (レス) id: a6d68c7807 (このIDを非表示/違反報告)
奈々美 - とても面白いです!私、病係大好きです!!こういう作品はあんまりないから、久々に興奮しました!!これからも更新頑張って下さい!!応援しています! (2016年12月3日 21時) (レス) id: 3ba262909a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪那 | 作成日時:2016年10月20日 23時