【BTS】ちょんじょんぐく

せっ ページ3

何だこいつ、いきなり話しかけてきて


しかも全くわからない言葉で。




そういう思いで少し睨んだら









「……부끄러웠어요」
(恥ずかしいです)




「え、なんですかホント
ちょっと怖いんで離してもらっても？」




「？あ〜日本人、ですか？」




「え、通じるの？」




「えと、ちょっとだけ

………ヌナ、い、い…な、り？
ん？い……きな、り？でごめんなさい

かわいい、うん、かわいいです！」




「……あにょはせよ〜」




「…첫눈에 반했어요」
(一目惚れしました)





「あにょはせよ、」




「정말 사랑스러워요」
(本当に愛らしいです)




「あにょは」




「이름이 뭐예요?」
(名前はなんですか？)




「…」









だめだこいつ、言葉の壁というよりそれすらもガン無視してる感じだ




なに、なんなの？


私が日本人ってわかってるよね？




しかも何ですかこの両手は


なんで握ってるんですか？




知らない人に握られて良い思いはしない



握るなら蒼真のほうがいいや







無理だ〜こういう人無理だ〜



とりあえず笑って過ごしてるけどきっとひきつってるに違いない。



とりあえず麻衣のとこ戻らないと。


今頃心配してるだろうからね









「あの〜、私そろそろ行きますね」




「…？」




「友達待ってるんで、では」




「…！！ま、まってください！！」




「はい？」




「…」









彼は急にポケットから紙とペンを取り出し、何かを書き始めた




書き終えるとそれを私に渡してきた




よく見るとそれは電話番号らしくて、私はそれに困っていると彼は無理矢理それを手に握らせてきた




バッと勢い良く頭を下げると急に走り去った









「……意味がわからん」









とりあえず麻衣に電話しよ





もらった紙はポケットの中につっこんだ

ねっ→←とぅる

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