旅たちの日 ページ4
「おじいさん、私そろそろ行くね」
「おお、もうそんな時間か
気をつけて行ってきなさい」
「…スリザリンに入ったらごめんなさい」
「なに、誰もそれだけで咎めたりはしないさ
おまえさんの親は立派な人たちだった
それ故にスリザリンに入る可能性は高い」
「うん…わかってる」
「それでも納得出来なかったら帽子に頼んでみなさい
組み分け帽子は生徒の気持ちを組んでくれる」
「わかった…、
こまめにお手紙書くね」
「無理しない程度で良いよ」
にっこりと笑ったおじいさんに少しだけ緊張がほぐれた気がする
私には両親が居ない
物心つく前から亡くなっていたそうなのでそこまで悲しいという感情は無かった
私にはおじいさんが居たし。
何より大好きな杖に囲まれ、それを売るお手伝いが出来て私自身今の生活に満足していた
だけど、私にも先月ふくろう便が届いた
ホグワーツ魔法魔術学校への入学を認めると書かれた手紙だった
私は別に行く予定では無かったのだがおじいさんに絶対に行きなさいと言われたので行くことになったのだ
「行ってきます」と声を出せばおじいさんは笑って私に手を振ってくれた
九と四分の三番線にそろそろ向かおう
場所はあらかじめおじいさんと確認していたから問題は無い
私は時間に余裕を持ちながら紅色の蒸気機関車を目指した
‐
「人が…いっぱい」
あまりにも人が多くてうんざりしていた
駅にはホグワーツの生徒と思わしき人とその両親や兄弟たちで溢れかえっていた
私は自分のカートを押しながら片手にペットであるふくろうの籠を持ちながら移動していた
自分自身人見知りであることはよく分かっているし、多くの人が周りにいるというのは落ち着かない
さっさと中に入ったのはいいものの、何処のコンパートメントも人でいっぱいだった
そんな時、ドンっと目の前の人に当たったしまった
やってしまった…とAはただでさえ白い顔をさらに白くした
どうやら当たったのは男の子のようだ
金髪に青白い顔 そういえばこの男の子には見覚えがあった
「ご、ごめんなさい…」
「君は…」
「サンザシ…一角獣のたてがみ…
ドラコ・マルフォイ…」
「やっぱり、Aだったか」
ドラコは私だと気づき、優しげに微笑んだ
「相変わらずの杖マニアだな」と笑いながら言う彼は先月店に来たお客様の一人だ
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妖狐の巴衛(プロフ) - パーバティ・パチルとラベンダーが「ハーマイオニーがトイレで泣いている」と話をしているのを小耳にはさんだ、に変更した方がいいと思います！「(…さり気なく褒めてくれるのに心臓に悪い)」ロンのわわ、何するのさ！？に変えた方がいいと思います！続きが気になります (2018年1月10日 19時) (
レス) id: 2ff3e29f1d (このIDを非表示/違反報告)
妖狐の巴衛(プロフ) - てか、撫でられるの…恥ずかしい… ‐あ、ごｯごめん？！ つい調子に乗って… ‐で、でも ‐？ ‐別に、撫でられるの嫌いとかじゃない… むしろ、嬉しい…です。に「」はつけないんですか？「……あ、ごめんなさい。 なんだった？ハリー？」に変更の方がいいと思います (2018年1月10日 18時) (レス) id: 2ff3e29f1d (このIDを非表示/違反報告)
妖狐の巴衛(プロフ) - グレンジャー・ハーマイオニー！をハーマイオニー・グレンジャーと、○○・マーティンに変更方がいいと思います！後、素直じゃないの、はドラコに向けた言葉ですか？ハリーとロンに顔を合わせずらいに変更した方がいいと思います！ (2018年1月10日 18時) (レス) id: 2ff3e29f1d (このIDを非表示/違反報告)
龍神リン(プロフ) - 夢主描けました！uranai.nosv.org/img/user/data/2/1/4/2148ea8305bbae76e43a7e9f4d2179b4.jpgです！ (2017年12月25日 19時) (レス) id: ae68bea9c0 (このIDを非表示/違反報告)
橄欖(プロフ) - 龍神リンさん» ほんとですか？！ぜひお願い致します！！ (2017年12月23日 15時) (レス) id: 16e4717c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橄欖
| 作成日時：2017年12月13日 23時
