禪院家に売られました 続

#66 ページ16

乙骨「僕の未来も心も体も全部里香にあげる
これからは本当にずっと一緒だよ





愛してるよ 里香







一緒に逝こう？」









うわぁ、あんなこと言われてぇ....とか場違いなことを思いながら観戦する。








そりゃ里香ちゃんも「大×13 大好きだよぉ‼」とか言っちゃうよね






私も言っちゃいそうだ。









夏油「そうくるか‼女誑しめ‼」








乙骨「失礼だな 純愛だよ」







夏油「ならばこちらは大義だ」









恋に落ちる音がした(きもいね)









いやぁ、イカれた乙骨くん推せる


まじ推せる








はやく本誌にも登場してくれ....(懇願)









吹っ飛ばされた夏油さんは今頃五条先生と会っているはず







夏油さんも闇堕ちしなければもしかしたら先生になっていたのかな...






いやそれはないか、きっと五条先生も先生になっていなかったはず。









皆んなが決められた人生を歩んでいくわけではないけど、






その1人の選択によって誰かの未来が変わる世界









一つ一つの言動には気をつけなくちゃ。









気を失って倒れる寸前の乙骨くんを抱きとめた後、真希たちがいる場所に連れていく









【憂太....憂太.....】







「大丈夫だよ、憂太は死なないから」







【............うん】







「(すげえな私、サラッと里香ちゃんと会話してんぞ)」









そろそろ真希たちが目を覚ますかな、そう思って私はその場を離れた









もうイレギュラーはここでは必要ないっしょ









真希、パンダ、棘はきっとここにくる前の状態より万全にしといた







乙骨くんも軽く治してあげた







私の反転術式様様だわ。









肌寒い季節は続く。









さっきまでは戦いの中だったから何も感じなかったが、落ち着いたら寒くなってきた








悴んだ手を擦り合わせ、息を吐いていると後ろから気配を感じ、急いで振り向く








のと同時に、暖かい温もり。









乙骨「先輩っ、やっと見つけた！」







「マフラー....」







乙骨「寒そうだったから....つい、
僕のですみません

先輩が居なくなってみんな心配してました

早く戻りましょ！」







「うん、ありがと(結婚しよ)」

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