禪院家に売られました

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______200×年×月×日









私が伏黒から禪院になって一年とちょっとくらい経った時だった。








嫌だ嫌だ、





この世界に来たのに案外勉強も普通にさせられるし、術式の特訓は鬼畜だし







あいつらこの小さい少女に期待値高すぎだろやめろよ







早めの反抗期を到来させるぞ。









「.......いっそ、逃げたいなぁ」







「なら逃げるか？」







「？！」









気配に気づけなかった。









この私が？








ガキはガキでも、天才と言われる類のガキだ









私はそれを良く理解している









私がわからなかったのは、









呪力が感じられないから？









甚爾「よォ、元気してたか？」









「........(パパだパパだパパだパパだ)」









甚爾「あー.....覚えちゃいねぇか」









「.....お、父さん.....？(これパパって言った方がよかった？年齢的に？いやそんなの考えてられない)









甚爾「！..........こんなやつ、まだ親でいいのかねぇ」









ゆっくりと、少し躊躇しながら彷徨った腕は私の頭に置かれていた








ゆるゆると撫でられる感覚









それに私はいつ死んでもいいやと思った。









いやもう未練は無い。









甚爾「お前はずっと、俺を憎め

その資格がある」









憎むも何も









貴方が私のパパというだけで逆立ちで校庭10周は出来そうなくらい嬉しいのに





恵と血は繋がってるし、真希真依の双子とも仲良くしてるから。









「私は、それなりに幸せだよ

憎むことなんてない」







甚爾「......そうか

悪ィな、A」









それが私の1番の好きな人と会話した







最初で最後のお話。









#









ありがたいことに私にしては稀にないスピードで続編に行きます。


社会人なりたての頃に呪術廻戦を薦めてくれた友達には感謝しきれないです。


アニメですごく人気が出て漫画も購入したら特典がついてくるという、昔買ってしまった人には少し悲しい現状



私は電子で買っていたため、これを機に漫画を再購入。


やっぱり手でページ捲る方が好きなタイプだと再確認しました。




下らない余談でしたが、続編が完成したらまた暇なときに読みに来てください！







　 橄欖

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