禪院家に売られました

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「貴方は禪院A」



「はぁ...」









目を開けて早々に老婆がそう言った




寝て起きただけだと思ったのに身体は立ち上がっていて、見慣れない着物を着ていた。








そしてなんだこのザ・和って感じの家



私の家はフローリングのマンションだったはず。








混乱はしているが驚きのあまりか表情筋が死んでいるらしい。





禪院って珍しい苗字....


あれじゃん、呪術のやつじゃん









「さて、Aにはこれから術式を覚えてもらう」




「...」









なるほど、





本当にあの呪術を使う世界に来たらしい。









「逃げるか」



「ん？なんだい？」



「イエナンデモ」









だめだ、この老婆の目が怖すぎる




てか、今思った









禪院......？！(遅い)








私の大好きな伏黒パパと同じ？！






死んだ、ワンチャンこれパパにあえる？







いやきっと会える、それだけを生きがいにしようかな私...




伏黒パパ大好きなんだよな、









「もうひとり男の子のほうもよこしたらよかったのに」



「しょうがないさ、まあ呪力が多い姉の方をよこしてくれただけマシだろう」



「ふん、久々に顔を見せたかと思えば"伏黒"なんていう姓になっておって、忌々しい」



「ああ、そういえばこの子の渡した報酬のお金は...」



「それなら...」









え









まさか私、売られた....？









てか、フシグロ....









私のパパは伏黒パパ....？！(大歓喜)







...売られたけど。









え"っ、まさか恵が弟ッ？！








....売られたけど(泣)









まじかぁ、









「私、がんばる」



「おぉ、そうだそうだ
その勢いで頑張ろうな」



「Aは呪力が多いから、才能がある」



「五条悟に匹敵する術師になれる」



「(さすがに無理だわアホ)」









まぁ私のおかげで恵と津美紀ちゃんが幸せに暮らせるってことよね？





そこにお金使ってくれないと私禪院家潰す((

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