【BTS】ARMYの嫉妬対象はメイクヌナ

ヌナ30 ページ30

ついに、始まってしまった



私にとっての地獄のサイン会。









さっきからBTSのメンバーが喋ってるのにこっちにチラッチラと視線を感じる...




いや、ファンなら私じゃなくてメンバーを見て、お願いだから。




てか、完全に顔出しはしてないから大丈夫かもって思ってたけど...


これは、








完全にバレてる。









メンバーが席順に座り出してからファンの方がメンバーの前にドンドン並ぶ



すると、1番最後の席に座ってるジョングクが手招きをしてきた。



何だろ？と思って近づくと口に手を当ててるから私もそこに顔を近づけて話を聞いた




どうやらジョングクのとこに水が足りてないらしく、欲しいとのことだった。



わかった、すぐ持ってくる、と私も同じようにジョングクの耳元で言うと叫び声が聞こえてきた




え、と思ってファンの方が座ってる方向を見ると









「(し、しまった...)」









皆んながこちらを見ていた。




そうだ、何だかいつもの癖で普通にジョングクと接していたけど彼女達にとってはそれが当たり前じゃない



だから騒がれるわけだ。




私が青い顔になってるのにジョングクはこちらを見て笑ってるだけだ



もう普通にこっちに向かって笑いかけるのもやめて欲しいものだ。




裏に下がってジョングクの方に水を渡すと









JM「ヌナ〜！僕のも無くなった！
僕のもちょーだい！」




「もー、そういうのはまとめて言ってよ

さっきジョングクのとってきたばかりなのに」




JM「いいじゃん〜、ジョングクはヌナの近くに居るんだからこれから水は自分で持って来させれば」




「はぁ...、だから、そういう訳にはいかないでしょ...う、が...」




JM「？ん、どうしたヌナ？」




「...お願いジミナ、これ以上私に近づかないで欲しい」



JM「え？！なんでなんで？！
僕なんかした？！ねえヌナ！！」



「いや、ほんとガチめにやめて
ファンの人の目が痛いんだって」




JM「え？...あ〜、あんにょん〜♡」




「...パボ、ジミナはそれで良くても私はダメなんだけど」

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